伊勢丹のチョコレートバイヤーが教える「2021年おすすめチョコ5選」
今年もバレンタインシーズンの到来♥ギフトに、自分用に、どれを買おうか迷ってしまうし、今まで知らなかった新しい美味しさにも出合いたいですよね。それならプロに意見を聞くのが1番では?ということで、3名の〝チョコレート賢者〟におすすめを教えてもらいました。
今回は伊勢丹「サロン・デュ・ショコラ」担当バイヤー・真野重雄さんがおすすめの5選
A.フレデリック・アヴェッカー『トリュフ プラリネ クルスティヤン』
「ヘーゼルナッツのプラリネをミルクチョコレートコーティングし、表面にはフイヤンティーヌ。シンプルながらも、サクサク食感と奥深い味わいを楽しめます」南フランスの小さな街、シャトールナーにブティックを構えるMOF(フランス国家最高職人章)、フレデリック・アヴェッカー氏の人気作。パティシエでもある彼の良さをしっかりと感じることができる品です。¥3,200(伊勢丹新宿店)
B.ニコラ・ベルナルデ『ショコラアソート生産者BOX』
「ショコラティエであるベルナルデ氏のブティック前では朝市が開かれ、そこで出会った生産者もアソートに含まれるそう。物作りへの真摯な姿勢を感じる品です」パリ郊外にブティックを構えるMOF、ニコラ・ベルナルデ氏の新作アソート。ベルナルデ氏が信頼する生産者とその素材を組合せた6粒のボンボンショコラです。¥3,700(伊勢丹新宿店)
C.フィリップ・ベル『ディスク キャラメル シトロン』
「薄いディスクの中にレモンのキャラメルが閉じ込められていて、思わず食べ続けてしまう中毒性のある美味しさ。独特のクリーエションが素晴らしい!」自らクーベルチュールを作るなど、オリジナリティを追求したチョコ作りに定評のあるフィリップ・ベル氏の新作。薄い丸形のディスクキャラメルは、長年愛されている人気のシリーズ。¥3,200(伊勢丹新宿店)
D.フランク・ケストナー『タブレット クエッチ』
「ジュレとプラリネのバランスが非常にいい!時間をかけて企画した商品がいい形で実現し、ショコラティエ本人も満足のいく味わいと断言しています」ロレーヌ地方、サルグミンヌを拠点とするMOF(フランス国家最高職人章)、フランク・ケストナー氏の新作。自ら農家で選んだ、熟したクエッチのジュレとシナモン風味のアーモンドのプラリネの組合せ。¥2,000(伊勢丹新宿店)
E.ベルナシオン『タブレット マンダリン』
「馴染みのある果物を使用した新作を依頼したら、様々な産地のマンダリンをテストし理想の味に近づけてくれました。マンダリンとカカオの相性が抜群です」1953年創業、仏リヨンを代表する老舗の新作タブレット。ビーントゥーバーの中には、丁寧に仕上げた自家製のパートドフリュイが閉じ込められています。¥3,500(伊勢丹新宿店)
教えてくれたのは…
伊勢丹「サロン・デュ・ショコラ」担当バイヤー・真野重雄さん
サロン・デュ・ショコラ担当バイヤー。長年、食品部門にて生鮮食品や外国展催事に関わり、2017年より現職。座右の銘は「百聞は一見にしかず」。
取材/伊藤綾香 撮影協力/AWABEES