合コンでイライラしても男性に「絶対に言ってはいけない一言」4つ
職場で、友人に、通りすがりの人に…「言いたいけど、絶対言ってはいけない一言」って、結構あると思います。悩めるアラサー女子のいろんなシチュエーションを、インスタグラムでも人気のイラストレーター@comoravaさんがバッサリ切ります。
今月のテーマは「合コンを舞台に、そこで言いたくても言えなかった一言」です。
前回の「絶対に言ってはいけない一言」はこちら!
1. 「オシャレIT系男子たちとの合コン」にて…
同時アポ入れ男に「絶対に言ってはいけない一言」
3対3の合コンに、その日遅れて登場したのがA(推定32歳)。端正な顔立ちとスマートなファッションに、「三人のうちで一番イケメン!」とテンションの上がった私。オシャレIT系男子たちとの合コンはワイワイした感じではなく、しっとりと落ち着いた雰囲気で終了。店の外で円陣…みたいにはならず、ガツガツした感じもなく自然解散に。
帰宅すると、タイミング良くAからLINEが。自分的に一番良かった相手だったので、テンション上昇。「また飲みましょう」とお決まりの挨拶だけかと思いきや、「来週はどう?」と早速予定を聞かれたので来週木曜で約束。しかし翌日、その会にいた友人B子から「Aから飲もうってLINE来たよ」と報告が。…むむ、みんなに連絡しているパターン?「で、飲むの?」と聞くと、「うん、来週水曜になった」と友人B子。どうやら帰り道が一緒で意気投合したんだとか。そのスピーディなアポ入れに、「仕事できる」と感心してしまったほど。でも女子同士、連絡とるって知らないのかな?神経を疑います!
「さすが仕事が早い人は、手も早い」
2. 「イケイケ経営者との合コン」にて…
自称バイトリーダーに「絶対に言ってはいけない一言」
多忙な経営者が幹事の合コンなのに、女子が揃いも揃って30分くらい遅刻。明らかにイラついている男性陣。やっと全員が揃うと、彼らの引きつった顔も次第に笑顔に。早速自己紹介が始まり、気になる職業の話に。開口一番、男性Aが真顔で「自分は、バイトリーダーです」と。「今日は、この社長(幹事)に連れられて来ました!」と肩を組んで元気な挨拶。どうやら飲食店でバイトをしているそう。
宴もたけなわ、お店を出て、それぞれが帰る方向に消えていく中、ほろ酔いの私とそのAはたまたま方向が同じ。「今からバーに行かない?」と誘いが(AM1時)。どの道タクシー帰宅なので、ちょっと付き合うことに。しかし目的のバーは満席。フラフラしながらついていくと、ふとAが立ち止まりました。なんとそこは、芸能人が住むことでも有名な某高級マンションのエントランス。なぜか鍵を手渡しされ、「入ろう」とアイコンタンクトするA。目が醒める私。ここで完全に「バイトリーダー」は大嘘だと気づき、慌てて手を振り払いタクシーにダッシュ!新しい口説き方(?)に、もはや目から鱗です。
「肩書きに左右されずに、本当の自分を見てもらえるとでも思った?」
3. 「大手広告代理店との合コン」にて…
キャラが濃いおじさんに「絶対に言ってはいけない一言」
大手広告代理店との合コン。今でもやはり多忙なのか、開始は20時半と遅め。一番最初に来ていたおじさんは、笑顔ながらやや無口。日焼け肌にサラサラヘアでどこか昔のサッカー選手を彷彿とさせる姿に、ちょっぴり時代を感じます。全員揃ったのが21時以降という業界感たっぷりの中、そのおじさんはお酒のためか徐々に饒舌に。
どうやらおじさんは代理店ではなく投資が本業のようで、投資について教えてくれたり、「フランスの古城を持っている」と暴露。スケールが大きすぎて、もはや本当か嘘か分かりません。その後も「政治家の●●が親戚」「昔、CDを出したことがある」などの発言が続き、とにかくツッコミどころ満載。だんだん褒め疲れもしてきて、リアクションに困る私。「早く終わらないかな」と思っていたので見えないように、女友達にLINEで合図。そして女子勢の「終電」を理由に、合コンが閉会に。出会いどころか、隠れ濃厚キャラのおじさんにドッと疲れました!
「おじさんの自慢話、凄いのはわかったけど、褒め疲れたので帰らせて」
4. 「有名大水泳部OBとの合コン」にて…
既婚者混じりの水泳チームに「絶対に言ってはいけない一言」
コロナ前に開かれた、某有名大学の水泳部OBたちとの5対5の合コン。優しそうな幹事の男性Aを筆頭に、みんなガタイがしっかりしていて、体育会だけに勤め先も有名企業の方たちばかり。女子たちも目を輝かせながら、会がスタート。値段的にも雰囲気的にも”ちょうどいい”お店をセレクトし、会話も明るく爽やか。でも決して下品でなく、終始いい印象しかない彼らに、婚活真っ只中の女子たちは、みんな本気モードに。
計10人もいるため若干カオスになってきた頃、一次会が終了。すると、一人の女子が、Aと消えたんです。「若いなぁ」と思っていたら、なんと後日、そのAは既婚者だったと発覚! その女子はすっかりAにハマってしまったようで、縁を切るのが大変だったとか。今思えば、ツボをおさえた店選びも、「場数を踏んだ経験値からなのか?」なんて思ってしまい、爽やかなスポーツマンでも、やっぱりちゃんと話さないと分からないなと感じてしまった今日この頃です。
「奥様、旦那を泳がせすぎですよ」
この連載を担当するのは…
comorava19
“言ったつもりでスッキリ!言われた気持ちでガッカリ⤵︎”「毒舌娘」をインスタで展開し人気を集めるイラストレーター。書籍「言わないであげてるの〜笑う女子には裏がある〜」(講談社刊)ほか、LINEスタンプも好評発売中(comoravaで検索)。
取材協力/田村宜子