年始めは脳の力を上げてクリアな思考で|坂井美穂のキッチンの薬箱vol.4
あけましておめでとうございます。
今年もこのブログを通して、皆様のより美しく健康な毎日に少しでもお役に立てられるような薬箱レシピをお伝えしていきたいと思います。
健やかな一年となりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始に特別なことはしなかったのですが、初めてリース作りを息子に任せてみました。
作ることが好きな息子。
勉強もそのくらい楽しんでやって欲しいな。
あとはほぼ掃除でした。
ほんとにずっと掃除・・・地味。
正確に言うと、娘(0歳)に振り回されながら、全然進まない終わりの見えない掃除。
しかも娘がとびひになり年末駆け込みで病院へ。
もう途中で大掃除は諦めて無理はしないって決めた年末でした。
予定通りにいかなくても、一番大切なことを守れば時には自分も大切にゆっくりゆったりしようっていいきっかけになったと思います。
きっちりやるのも大切だけど、心の栄養も大切。
のんびり養生してとびひ完治です。
今年は風の時代の突入だそうですね。
自分を軸に、軽やかに。フリースタイルな生き方が似合う風の時代。
だからこそよりクリアな思考力が大切なのかなと思います。
それには考えを巡らせまとめる集中力の要、「脳」を整えておくこと。
私が専門とする中医学では、脳は「髄海(ずいかい)」と呼ばれます。
髄が集まったものが脳です。
髄は骨髄、脳髄、という言葉があるように、骨や脳と深い関係があります。
その髄を生み出すのが腎。特に腎精という、生命の根源を司るものです。
ですから、脳の力を上げるには、まず腎の力をつけること。
骨ごと食べる小魚や、骨ごと煮込んだスープなど髄ごと食べるものがおすすめです。
例えばししゃもや鶏の手羽など腎(腎精)を強くします。
ということで、今年最初の薬箱レシピは脳の力を上げていくレシピをご提案させて頂きます。
ちょうど受験シーズンでもあるので、数回にかけて脳活をご紹介したいと思います。
まずは骨ごと食べられる食材で取り入れやすい「しらす」を使用した簡単薬箱レシピです。
時間のない時にでもキャベツはレンジで手間もかからず、野菜も沢山食べてもらえるので我が家の定番メニュー。
オイルを多めに使用するので胃を守るキャベツと合わせました。
「キャベツとしらすのペペロンチーノ」
(3~4人分)
キャベツ 1/4個
料理酒 大1/2
(しらすのペペロンチーノ)
しらす 約80g
鷹の爪 1本
にんにく 1かけ
塩 少々
ブラックペッパー 少々
EXVオリーブオイル 大3~
バルサミコ酢 お好みで
(作り方)
1.キャベツは芯をつけたまま3~4等分にし耐熱皿に乗せる。料理酒をまわしかけ、ふんわりラップをかけて600wで約5分加熱する。
2.しらすのペペロンチーノを作る。にんにくは芽を取りのぞきスライス、鷹の爪は種を取り除き輪切りにする。フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくと鷹の爪を弱火で炒める。
3.香りが出てきたら中火にし、シラスを入れ軽く炒め塩とブラックペッパーで調味する。
4.①のキャベツをお皿に乗せ、②のしらすをかける。お好みでバルサミコ酢を垂らして完成。
オイルの味が楽しめるメニューには、ちょっと贅沢なオイルを。
モナコ王室ご用達のオリーブオイル、チェントンツェをチョイス。
リーズナブルな食材、キャベツとしらすがちょっと豪華になりました。
フレンチ薬膳料理教室、動画配信はじめました。
1月のテーマは「脳活」です。
かんたんフレンチ薬膳レシピの他、座学もありますのでよろしければ是非ご参加ください。