保護猫がきっかけに。スタイリスト大草直子さんのコロナ禍で変わった価値観の変化

様々なことが起こった2020年。ネガティブにとらえず、むしろ自分を変えるきっかけになったスタイリストの大草直子さん。保護猫を家族に迎えたら、家族との距離ももっと縮まりました。

価値観が変わった2020年。新しい家族に「保護猫」「保護犬」迎える人続々

犬や猫は好きなのですが少し怖いし、旅行も多いから子供に飼いたいと言われても断っていました。でも自粛期間中に家族で話し合う時間が持てたことで「自分の価値観を変えていいのでは?」と思ったんです。保健所の殺処分問題を含め一つの生命を預かる責任を家族で真面目に考えました。ソファが傷つくかな、など心配していましたが、スペイン語で「僕の親しい友達」という意味のパニータが来たらあまりの可愛さにそんな不安は吹っ飛んでしまった(笑)。家具はまた買い換えればいいじゃないと。猫好きさんとどんどん繋がり幸せな驚きを感じています。

雑誌編集者から独立してスタイリストに。イベント出演や執筆業に多忙なスタイルアイコン。初の人生本、新著『飽きる勇気』(講談社)が11/13より好評発売中。

お話を伺ったのは……大草直子さん スタイリングディレクター・48歳

ライフスタイルの変化は?

パニータが来て以来、家族がリビングに集うようになりました。反抗期真っ只中の中3息子も穏やかに。2週に1度はあった夫婦喧嘩がパニちゃんが来てからは一度もない!

2021年『美ST』1月号掲載 撮影/オノデラカズオ 取材/中田ゆき 編集/矢實佑理

美ST