年末年始に多発!義理の親族に「絶対に言ってはいけない一言」4つ
職場で、友人に、通りすがりの人に…「言いたいけど、絶対言ってはいけない一言」って、結構あると思います。悩めるアラサー女子のいろんなシチュエーションを、インスタグラムでも人気のイラストレーター@comoravaさんがバッサリ切ります。
今回は特別編です。「年末年始にありがちなシチュエーションと、そこで言いたくても言えなかった一言」です。
前回の「絶対に言ってはいけない一言」シリーズはこちら
「旦那の実家」にて…
「KYな義父」に「年末年始言ってはいけない一言」
結婚して、はや1年。わたしも35歳、旦那も40歳越えで結婚したため、夫婦ともども晩婚の我々。旦那は両親と仲良しなので、それまでにも実家訪問の機会は何回かありましたが、今回が初めての年末年始。旦那さんの実家にお泊まりでの帰省は「初」となるわけですが、もともと陽気で天然気味な義父。会うたびに笑顔で「ふたりの子どもができるのを楽しみにしています」と言われるんです。
いよいよ彼の実家に1泊2日。一緒にいる時は明るい義父の振る舞い、優しい義母の気遣いにより楽しく過ごせたのですが、お別れが近づいた時。今回もまた定型文のように「ふたりの子どもができるのを楽しみにしています」との締めくくり…。笑うしかない私。さすがにこの年齢だと(しかも不妊治療中なので)、地味につらい…。
作り笑顔で、「お元気で」と挨拶をして帰路へ。KYな義父の発言により、帰りの飛行機ですっかりブルーな気分に。年明けの婦人科通いがますますプレッシャーになりそうです。
「空気読んで生まれてくれるなら、苦労しません」
「シングルマザーの義母とのブッフェ」にて…
「あんたの育て方が…な義母」に「年末年始言ってはいけない一言」
婚活で疲弊しながらも、やっとの思いで捕まえたハイスペックな旦那(外資金融・33歳)。年末年始の旦那実家への帰省が億劫という人も多い中、私の場合は旦那の母親がシングルのため、彼の実家との関係性はありがたいことに実にさっぱりとしていてドライ。
しかし、年末年始は特別。イベントもかねて、3人でホテルのオーダー式ブッフェへ行ったんです。張り切り過ぎたのか、旦那が明らかに頼みすぎてびっくり。でもわたしは構わず、自分の頼みたいものを頼んだら、義母に「そこは嫁が自分の量を合わせて調整しないとね」と言われて大ショック!
内心、「あなたの育て方の問題では…」と思いましたが、もちろん口には出せず終始悶々としながら食べる私。こんな「あなたの育て方の問題では…」シリーズ、他にもたくさんあるんです!全然悪い人でないんだけど、ちょっと天然で毒っ気もある義母に、正直、「子育ての仕方、あなたが失敗しましたよね」って思いました。
「大丈夫です。頼みすぎた料理は、全部旦那に食べさせますから」
「旦那の実家のこたつ」にて…
「対抗心全開の義妹」に「年末年始言ってはいけない一言」
私の旦那は、3つ年の離れた妹とふたり兄妹。その妹(29歳・独身)と旦那は小さい頃から仲良し。そして義妹もどうやら旦那のことが大好きらしく、ささいな用事でもいちいち旦那に電話がかかってくるんです。兄妹仲良しなのはいいことですが、時にとまどうことも。さらに地方に住む義妹はわたしの職業が派手だと思っていて気に入らないのか、いまいち興味を示してくれません。ひとりっ子で育った私は、義妹ともっと色々話して仲良くなりたいのに…!私の唯一の趣味であるピラティス、アロマテラピー講座などの習い事も「ただのお金の無駄やん」と陰でディスっていたと聞き、価値観の差を感じて、ますます壁が…。
そんな中、ついに訪れたお正月。こたつで私と旦那が仲良く座っていると、何やら義妹のじっとりとした視線を感じます。確かに兄がいる友人に、「兄に嫁ができた時にはちょっと取られたというか、さみしい気持ち」と聞いていたので、「もしや…」と思って気を遣い、彼から少し離れる私。学校や職場でもなく家庭の中でこんな感じ、ちょっと疲れました…。
「お兄さんみたいな素敵な夫、はやく見つけてね」
「義理家族との団欒」にて…
「ガサツな義母」に「年末年始言ってはいけない一言」
たまに子供の面倒を見てくれたり、プレゼントをくれたりする義母(主婦・60代)との関係はすごく良好。しかし、ひとつだけ気になることが。実は私は今話題の「繊細過ぎて…」な性格。一方、義母はいわゆる大阪のおばちゃんっぽいキャラで(本当に大阪出身)、声はでかいし店では値切るしよく喋る。一緒にいて面白いけど、比較的おとなしい母親に育てられた私はいろんな時に衝撃を受けてしまいます。
例えば正月の帰省の際。夫の実家でお寿司を取ることになったんです。お寿司が到着すると、義母は「はい、セルフで!」(大きな声)と、まったく取ってくれず、各自で取るビュッフェ形式に。義理家族の家で欲張ることもできず、人気のない寿司ネタを中心に隅で遠慮がちに取る私。
自分の母は、家族全員、特にゲストには気を遣って個別に取り分けてくれるような人だったので、そのギャップにフリーズ。どちらが正解なのかはわかりませんが、ちょっとガサツでおおざっぱな義母には会う度に驚かされますね。
「たまにお会いして、数時間我慢するだけなので いいんですけどね」
この連載を担当するのは…
comorava19
“言ったつもりでスッキリ!言われた気持ちでガッカリ⤵︎”「毒舌娘」をインスタで展開し人気を集めるイラストレーター。書籍「言わないであげてるの〜笑う女子には裏がある〜」(講談社刊)ほか、LINEスタンプも好評発売中(comoravaで検索)。
イラスト/comorava 取材/田村宜子 構成/CLASSY.ONLINE編集室