一人暮らしでも毎月貯金できる! 貯金が苦手な女子も実践できる5つの習慣
一人暮らしをしていると、家賃や水道・光熱費の基本的な固定費に加え、食費や通信費、交際費などもすべて自分で支払わなければなりません。
イベントや飲み会が重なったときは、「今月はぜんぜんお金に余裕がない……」という月もあるもの。
そこで今回は、一人暮らしでも貯金できる5つ習慣と、貯金できない人の特徴を紹介します。
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一人暮らしの人はいくら貯金しているの?
世の中の一人暮らしをしている人は、いくら貯金しているのでしょうか? まずは、bis世代の平均貯金額を紹介します。
10代の貯金額
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、2020年1月、15~19歳の学生を対象に行ったアンケート、「10代の金銭感覚についての意識調査2020」の結果を公開。
「預貯金をしているか」「どのくらい預貯金を持っているか」の問いに対して、以下のような状況であることがわかりました。
【預貯金をしているか】
・している:50.6%
・していないが、したいと思う:40.0%
・していないし、したいと思わない:9.4%
【貯金額の平均】
高校生:71,073円
大学生等:191,200円
上記の結果は、一人暮らしだけではなく実家暮らしをしている人、お小遣いをもらっている人も含まれているので参考までに。
20代・30代の貯金額
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」をもとにした、20代・30代の金融資産保有額(貯金・保険・有価証券含む)はこちら。
【20代】
・100万円未満:51.1%
・100万~300万円未満:26.5%
・300万~500万円未満:8.2%
・500万~1,000万円未満:5.4%
・1,000万円以上:4.0%
(無回答は4.8%)
【30代】
・100万円未満:22.3%
・100万~300万円未満:25.6%
・300万~500万円未満:11.2%
・500万~1,000万円未満:18.0%
・1,000万円以上:19.8%
(無回答は3.2%)
20代と30代の金融資産保有額には、大幅な違いがあることがわかりました。年齢や勤続年数を重ねることによって、収入が増えることが影響しているのでしょう。
一人暮らしで貯金ができない人の特徴
上記の貯金額・金融資産保有額平均を見ると、「私の貯金は平均より少ない」と落ち込む人がいるかもしれません。日々の生活で、悪習慣がないか振り返ってみましょう。
(1)制限を決めずクレジットカード払い
クレジットカード払いにするとお財布の現金が減らないので、「いつ・どこで・いくら使ったか」がはっきりしません。そのため、カード明細を見て驚く女子も多いはず。
毎月「こんなに使ったっけ?」とカード明細を見ているなら、意外なところでムダ遣いをしているかも。
(2)無計画な状態でスーパー・コンビニに行く
何を買うかを決めない状態でスーパーやコンビニへ行くと、不要なものを買ったり、食材を買いすぎて余らせたりとムダが生じるもの。
・1週間の献立を決めて必要な食材だけを買う
・その日に必要な商品をメモする
購入するものを決めておくだけでも節約となり、結果的に貯金への一歩が踏み出せるでしょう。
また、お腹が空いている状態でコンビニへ行くと、お菓子やスイーツを買ってしまいがち。ある程度お腹を満たしたほうが、食費のムダ遣いが軽減できます。
(3)明らかに無理な節約で乗り切ろうとする
「節約のために1日1食」
「今週はもやしとお米だけで乗り切る」
このように、明らかにしんどい無理な節約は貯金ができたとしてもストレスを抱えてしまいます。
食事を我慢をしすぎると、反動でお菓子やファストフードが食べたくなって、つい手が伸びて余計なお金を使ってしまう……ということになりかねません。
無理な節約よりも、楽しくて美味しい節約レシピや、時短にもなるつくり置きおかずに挑戦するほうが節約と貯金に効果的です♡
一人暮らしでも貯金できる人の5つの習慣
どうしても支出が多くなる一人暮らしですが、習慣やコツさえ身につければ、毎月数万円の貯金は夢ではありません。
本気で貯金するための5つの習慣を紹介します。基本的にお金はかからないので誰でもすぐに挑戦できますよ♡
(1)毎月の支出・収入を把握する
毎月の貯金額を決める前に、いくら支出と収入があるかを把握しておくことが重要です。
・家賃と水道、光熱費
・食費
・通信費(スマホ、ネット料金)
・交際費(外食費など)
・日用品
・被服、美容費
・医療費、医療保険
・趣味、娯楽
・給料
・臨時収入(賞与、フリマアプリの売上金)
これらの大きなジャンルから、より小さく分けていくと「これは購入しなくてよかった」「なぜこれを購入したんだろう」とムダが見えてきます。
過去数カ月もしくは来月分から各種利用明細、レシートを集めて、何にいくらお金が出入りしているのか観察してみましょう。
(2)お金の使い道にメリハリをつける
「安いから買っておきたい」
「持っていたら便利かも」
という思考で買い物を続けると貯金はできません。
貯金をするのなら、多少高価な商品でも「絶対に必要」「長く大切に使う」意思を持つことが大切です。
なんとなく・安いからという理由でものを買うと、使わないまま捨てることにもつながります。
お金の使い道と意思にメリハリをつければ、貯金の目標を達成しやすいですよ♡
(3)給料はすぐ貯金する
月末に余ったお金を貯金するのではなく、給料が入ってすぐ貯金すれば、「また今月も貯金できなかった!」ということを防げます。
定期預金口座を開設し、給料が入った数日後に貯金したい額が口座に振り替えられるよう手続きしておけばいいのです。
口座開設時に設定しておけば、毎月自動的に振り替えられるので、あなた自身がATMに行く必要はなくどんどん積み立てられていきます。
(4)定期的に固定費を見直している
・医療保険
・任意の自動車保険
・スマホ料金
・各種サブスクサービス
これらは当たり前のように引き落とされるため、数カ月から数年経つといくら使用しているかわかりにくくなることがあります。
「もう少し費用を抑えられるのではないか」「プラン変更すれば節約になるかも」と、1年に1回以上見直すと、毎月数千円の節約となり貯金に回せるかもしれませんよ。
(5)常に貯金額の目標を考えている
貯金も、ダイエットや資格取得などと同様に、いつまでにどうなりたいかを決めておくことがゴールに近づく秘訣です。
・1年間で50万円貯金する
・毎月3万円貯金する
・25歳までに100万円貯金する
このように具体的な数字や目安を決めておくと、「目標ってそんなに高くないかも」と思えて、貯金のモチベーションがアップします♡
一人暮らしでも目標の貯金額に向かってがんばろう!
一人暮らしの貯金は、決して難しいことではありません。大きな目標を立てすぎると挫折をしますが、毎月5,000円のように少額でも、貯金を始めることが大切なのです。
周囲の人と比べるのではなく、まずはお金の出入りから見つめ直して、貯金への第一歩を踏み出してみませんか?
Text_Ayumi