やってもやっても終わりが見えない家事。「ひとりでやるのはもう限界!」と感じている人もいるのでは? そこで、Mart読者のさまざまな家事削減の工夫をご紹介。完璧を目指すより、笑顔で過ごすことを選んだ賢者たちのアイデアから学べることがきっとあるはず!
田口愛佳さんが納得して割り切った私の「家事削減」リスト
Martist田口愛佳さん
整理収納アドバイザー。夫と小学3年生の息子との3人暮らし。息子が小学校入学後に、専業主婦から一転、フリーランスで仕事を始めて一気に忙しい日々に!
完璧な家事=良妻賢母の呪縛を克服!
こだわりを手放して見えてきた、家族が求める“楽しそうなママ”
働き始めのころは、これまでどおり家事もしっかりやらなければと、ひとりで抱え込んでは不満をつのらせる日々。大きな夫婦ゲンカをしたことをきっかけに、「私だけじゃムリ!」と素直に言えるようになって、今は、家族それぞれができることを担当してくれていて満足です。
完璧主義を捨て自己満家事をやめた
自分が理想としていた完璧な家事は、家族には求められていないことが判明。「時間がないなかで、いかに相手を喜ばせられるかに考え方を改めました」
■キッチン&リビングは毎回リセットしない
キッチンやリビングをきれいに保ちたいのは、 家族のなかで自分だけ! 今日は無理という日には、散らかっていても割り切るように。
■手づくりにこだわらない
便利なレトルト食品を常時ストック。具材を足してボリュームを出したり、アレンジ料理にすると、家族も喜びます。
ジェノベーゼソースはパスタ以外にも使えます。じゃがいもをあえると絶品。
マ・マーのソース2種類。2つをご飯にかけてドリアに。
■調理道具はなるべく使わない
「今日は、お鍋を洗いたくない」なんてときには、なるべく器具を使わずに調理。1~2人前のパスタがつくれる「絶品レンジでパスタ」が超便利!
\一度に2人分つくれる/
\レンチン親子丼/
鶏肉と玉ねぎをひたひたのつゆと一緒にチン。溶き卵を加えて、もう一度チン。2回のレンチンでつくれる親子丼が定番。
家族はワンチーム ひとりで頑張らない
任せることで、家族も成長。「私が忙しくなることで、子どももできることが少しずつ増えました。終わったあとのありがとうの言葉も必ず伝えます」
■朝、早起きしない
早起きが苦手なので、朝の家事は、主に夫が担当。「互いにできない部 分をフォローし合うようにしたら、今のスタイルに行きつきました」
自分のことは自分で!
◆旦那さんがすること
【仕事に行く日】 朝ごはんの支度・息子の送り出し、キッチンの片づけ、ゴミ出し
【仕事が休みの日】 上記に加えて、掃除機がけ、洗濯、トイレ掃除
■好きじゃない家事はやらない
任せてみると、夫のほうが上手なことも!「『このやり方がよいとテレビで言ってたよ』など、気分を害さずにアドバイスするコツも覚えました(笑)」
■学校のことはノータッチ
学校の準備は、子どもと夫にお任せ。学校から配布される週間予定表は壁に貼って管理し、夫にチェックしてもらっています。
◆旦那さんがやること
息子の学校の予定表をチェック。必要なものの買い出しや上履きの洗濯など、持ち物の管理も担当。
持ち物管理は旦那さん担当
自分で支度しやすい!
当たり前を見直しルーティーンをやめた
当たり前だと思っていたことも、工夫次第で見直せます。「洗濯物が乾かない」「畳めない洗濯物が山積み」そんなストレスから解放!
■洗濯物を外に干さない&畳まない
洗濯物の外干しをやめたら、天気に左右されずに洗濯の予定が立てられるようになりまし た。取り込み忘れて慌てることもなし。
\ひと部屋を乾燥ルームに/
空いている部屋に除湿器を置いて、洗濯物の乾燥部屋に。「大きなものやたくさんのものを 一度に干せて重宝しています」
畳まずにウォークインクローゼットに、かけて収納。「セーターは縦に二つ折りにしてから、脇の部分でハンガーを覆うようにかけると形崩れしませんよ」
撮影/中林 香 取材・文/田島えり子 構成/長南真理恵
Mart2021年2月号
“やめる”“シェアする”新しい価値観
笑顔でいるための「家事削減」リスト より
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