【レシピ】料理家ワタナベマキさんの「私の愛するすり鉢レシピ」⑥
料理家という仕事柄、たくさんの器や調理道具をお持ちのワタナベマキさん。
そんなワタナベマキさんがこよなく愛しているのが「器としても使えるすり鉢」です。
今回使うすり鉢は、益子で作陶を続ける原泰弘さんの作品。
アンチョビとディルのポテトサラダやゆり根のがんもどきでも使用している、使い勝手抜群のすり鉢です。
五平餅
表面をカリッと焼いたごはんに甘じょっぱいたれをからめていただく、中部地方発祥の郷土料理。
意外にもなじみの食材と調味料で手軽に作れます。
[材料](2人分)
ごはん(少しやわらかめに炊いたもの)…茶碗3膳分
くるみ…70g
黒いりごま…大さじ3
塩…少々
A
みりん…大さじ3
八丁味噌…大さじ2
しょうゆ…小さじ2
1.すり鉢にごはんを入れて塩を加え、すりこぎに水を適宜つけながら半分ほどつぶす。
2.1を食べやすい大きさに丸め、魚焼きグリルかトースターで軽く焼き目がつくまで焼く。
3.1のすり鉢を洗い、くるみ、黒いりごまを入れてすりこぎですりつぶす。
4.フライパンにAを入れて中火にかけ、混ぜながらひと煮立ちさせて3に加えさらにすり混ぜる。2を加えて和える。
「ごはんがあまったときや、ちょっとしたおやつに。焼き色がつくまで香ばしく焼くのがポイントです」
前回の記事はこちらから(アンチョビとディルのポテトサラダ)
[PROFILE]
ワタナベマキ:料理家。グラフィックデザイナーを経て「サルビア給食室」として料理家の活動をスタート・著書多数。新刊は『ほったらかしでおいしい!蒸しレシピ』(学研プラス)。
Instagramアカウントは@maki_watanabe
撮影/馬場わかな 文・構成/高田真莉絵