栗のリゾット【プロに聞いたお家ごはんレシピ】
イタリアの料理や文化に魅せられる40代が増えています。知れば知るほどその奥行きの深さにハマるのだとか。今回お話を伺った長本先生はその先駆け。「イタリア文化の基調になっているのは家庭よ。すべてはそこから」とのことで、北イタリアの郷土料理を教えていただきました。
栗のリゾット
〜専用のリゾット米を使えばアルデンテが長く続く〜
材料(2人分)
米 140g
栗 6個
パンチェッタ 25g
玉ねぎ 1/4個
赤ワイン 少々
ブイヨンスープ 250cc
粉パルメジャーノ 大さじ1
オリーブ油 15cc
無塩バター 15g
塩・こしょう少々
レシピ
1 鍋にバター半量とオリーブ油を入れ、玉ねぎのみじん切りと刻んだパンチェッタを低温で炒めて油に味をつける。
2 栗をむいて、2個は2等分、残りは8等分にしておく。
3 米と栗を加えてよく炒めてから赤ワインを注ぎ、火を強めてアルコール分を飛ばす。
4 沸騰させたブイヨンをレードル1杯ずつ入れて、常にかき混ぜながら、水分を吸収させる。
5 アルデンテに火が通ったら、塩、こしょうで味を調える。
6 火を止めてから、粉パルメジャーノと残りのバターを入れて練り込むようによくかき混ぜる。
~ 更に美味しく作るコツ! ~
このレシピの担当:イタリア料理研究家の長本和子さん 66歳。劇団青年座在籍当時イタリアに魅せられ、食文化研修を企画するict食文化企画を設立。中目黒にある「リストランテ カシーナ カナミッラ」オーナー。イタリアの郷土料理を食べながら、その郷土の話をする料理教室「マンマのイタリア食堂」主宰。38歳で出産し、40代の頃は子育てと仕事で懸命な日々を送っていたそう。著書に『イタリア野菜のABC』(小学館)『シチリア 海と大地の味』(文化出版)等。
撮影/長谷川 潤 取材/大佛摩紀
※情報は2016年12月号掲載時のものです。
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