モデル美香さんは実家の恒例カルタをオンラインで|今年は帰省しないで楽しむ「ゆく年くる年」
早いもので2020年も終わり。今年の帰省は我慢し、例年のように大人数で賑やかに過ごすお正月はお休み、という人も多いよう。でも、ささやかでも腕をふるい新年を清く迎えたいという思いは一緒。STORYモデルの年末年始を2021年の抱負と共にお届けします。
恒例の実家での手作りカルタ大会。 今年はリモート参加で盛り上げます
例年だと、年末年始は地元・北海道に帰って、家族が集合し、温泉で年越しをします。雪がしんしんと降り積もるなか、初詣に出かけ、両親や妹家族と一緒に、母の作ったおせちやお雑煮を存分に味わいます。毎年、家族中が楽しみにしているのが手作りカルタ大会。妹夫婦が用意してくれた台紙に、絵や文を描いて、子どもも大人も手分けして銘々にカルタを作るんです。できあがった絵札を一斉に広げると、妙に上手に描けているものがある一方、下手な絵や、〝じいじ〞や〝ばあば〞がふざけて描いた面白い絵など、描いた人のキャラが立っていて、一瞬で笑いの渦に。字札を読んではじめて意味がわかる絵もあり、「そういうことか!」と納得しつつ、また爆笑です。父はいろいろなゲームを思いつく達人で、旅館のあちこちにお年玉袋を隠して、宝さがし大会もしました。水道パイプの奥に隠した1万円が取れなくなって大騒ぎしたことも(笑)。人間間違い探し大会も子どもたちに大好評でした。父は他界しましたが、盛り上げ上手で、家族中を笑わせてくれたなと改めて尊敬します。
’21年は、コロナのせいで、帰省するかどうかは未定です(※STORY1月号発売時点)。出産をした年を除いて、年末年始に北海道に帰れなかったことがないので、雪のないお正月は想像がつかないんです。でも、子どもたちと集まるのを楽しみにしている母のために、息子と二人で例年どおり、カルタを作り、オンラインで見せたいと思っています。
最近、キャッチボールをするとき、息子が私に手加減してくれるようになってきました。息子も、妹の子どもたちも成長し、あとどれくらい家族の愉快なお正月行事に参加してくれるのかなと寂しく感じることも。子どもと一緒に過ごせるのは今だけ。この貴重な時間を大切にする一年にしたいと思っています。
撮影/曽根将樹(Peace Monkey) ヘア・メーク/北 一騎(Permanent) モデル/美香 取材/石川 恵、秋元恵美 ※情報は2021年1月号掲載時のものです。