【星占い】「牡羊座」の基本性格と恋愛事情は?|予約の取れないヒーラーyujiが解説【星2.0】

2020年も、残すところあとわずか。今年は世界中が未曾有の事態に直面した年でした。この試練を乗り越え、素晴らしい新年を迎えるために、いま一度自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?今回は、予約の取れないヒーラー・yujiさんによるエッセイ『星 2.0』より、「牡羊座」の基本性格と恋愛事情についてをお届け。あなた自身のことだけではなく、周囲の人間を理解する上でも、必ず役に立つはず。悩んだ時の「お守り」として、ぜひ読んでみてください。

「牡羊座」の基本性格

(3/21 〜 4/19 生まれ)

牡羊座の人は黄道十二星座の一番手、「スタート・始まり」を司る、トップバッターの星座です。
生まれたての赤子が泣いたり笑ったりぐずったり、また、スヤスヤ眠ったりして自己主張が強めな存在であるように、牡羊座の人も元気で活発で陽気な気質を持ちます。

また、「I am(我は我である)」というスローガンを持つ星座だからか、自意識が強く、勢いもある人たちが多いように思います。
個性というところをエネルギーの主格として持つことから、自己プロデュースや他者の見た目・ブランディング等にも興味を示し、その道の才覚もあるので、芸能・メディア・クリエイティブ・作家等、コピー不可能な、個人の個性を生かす業界・業種において、時代の寵児となることも可能でしょう。

一番手というエネルギーはこの牡羊座だけが持つものなので、一番上(頂上)というよりは一番先とか一番槍、一番最初といったキーワードが牡羊座にとっては一番はまるものです。
時代の最先端を行く業種業態、ベンチャー企業や新しいサービス・ソフトウェア・製品や開発等の分野で、そのエネルギッシュな気質は生かされるはずです。

牡羊座は「自分」という意識が強い星座なので、大好きな何かに没頭していたらそれが気づいたら仕事になっていた! なんていうこともありえます。

例えば、自分が気にいる服があまりなくて自作していたらいつごろからか周りから欲しいと言われ始め、それに応える形で服を作り続けていたら、いつのまにか服のブランド・工房を主宰するようになっていたとか。はたまた、自己鍛錬で格闘技を習っていたら、そのままはまってしまって師範やプロになったりとか。

牡羊座の基本姿勢は「何事もやってみないとわからない・当たって砕けろ」スタイルなので、やってみていないことについて、うじうじ・グダグダと考えるのは時間の無駄と捉えます。それゆえ粘着気質の人は苦手で、無理に付き合うと肌や消化器にトラブルが出ることすらあるかもしれません。

ただ、牡羊座は超個人主義者のわりに意外と対人トラブルが少ないのは、本質的なところで噓がなく、常にわれがままで執着のない軽やかな生き方をしているからでしょうか。牡羊座の人は頭とアクションが直結していて、裏表がなくて付き合いやすい人たちです。良くも悪くも周囲も余計な配慮をしなくていいのでとにかくラクチンなのです。

そういった意味でも下心とか腹黒さといった概念から最も縁遠い方たちが牡羊座であり、常に興味の矛先が指し示すところにアタックしていく開拓屋さん。

また、マインドやアンテナが常にフレッシュなので、いくつになっても「意識は常に20代(時に30代!)」といった風なところもあり、意識・体・ファッション・ヘアスタイル等が変に年寄りじみないところも、牡羊座の魅力の一つと言えるでしょう。

牡羊座最大の特徴は、きっとその突進力とチャレンジ精神でしょう。他の星座が持ちえない突進力、突破力を持ち、「これだ」と思ったら、仕事でもご縁でも恋愛でも、なんでも分野問わず突撃していけるのが牡羊座のすごいところです。普通なら尻込みしそうなところにも遠慮も躊躇もなく突撃していく。いい意味で空気を読まないシンプルさ。

そういった考えるよりも先に体が動いていた! 的な行動力は、時には地雷を踏む可能性もありますが、その飾り気も裏表もない何事にも直球勝負なところは、牡羊座の武器でもありチャームポイントでもあります。

また、牡羊座は「切り開き屋さん」たちなので、いわゆるベンチャー的なものに関しては比類なきパワーを発揮し、数年で上場するような企業を作り上げることもありえます。

とはいっても、時にブーストをかけすぎて先を行きすぎ、振り返ったら誰もついてきていない!ということもありそうなので、時には周りを見るということや休み休みやるというペース配分を考えることも大事かもしれません。

そんな猪突猛進型の牡羊座には、仕事をある程度は任せてくれるところ、裁量性であったり、仕切りを任せてくれる環境、役割、ポジションが好相性でしょう。勢いがあること、スピード感があることが評価されるもの、個性を打ち出しても大丈夫な場所であればさらにプラスに働くはずです。

牡羊座は一気にハイスピードで進めるエネルギーをその身に持つので、停滞しているプロジェクトや留まっている何かに牡羊座が入ってくると、一気にロックが解けたり急に進展を見せたりもするはずです。

ロケットが成層圏を超えるためにはブースターが必要で、自転車も最初の漕ぎ出しに一番力が要るように、「スタートというのは実は最も高出力が必要」とされるところです。実際に牡羊座は春分点にその起点を持つ星座でもあることから、牡羊座の人は世界に新たな気づきや動きをもたらす人であり、スタートの合図・トリガーを引いていく存在と言えるはずです。

そのさまはまるで寓話における「花咲か爺さん」のよう、というと少々古めかしいような、懐かしいような気もしますが、牡羊座の人たちとは萌芽や花の開花のエネルギーを渡していく人で、「人の才能や個性開花の使徒」なる生を送る人たちなのかもしれません。

牡羊座の愛

牡羊座の愛は、いわゆるロミオ&ジュリエット的なものとか、いきなり秘密の恋が始まるといったロマンティシズム溢れる連続ドラマ的なものとはあまりご縁がないかもしれません。なぜなら牡羊座の愛の物語の始まりは、おそらく二つしかないからです。

一つは仕事関係で知り合った人やその繫がりからの紹介等で、同志関係や目的を共にする人たちの中から関係が生じて、そこから結婚や同棲といった流れになるパターン。
そしてもう一つは意外かもしれませんが、いきなりの一目惚れや突然の告白からのお付き合いといったものです。

これは実は説明が難しいのですが、牡羊座というのは「少年」のような年齢域を担当する星座なので、思春期、なんならそれ以前の少年少女が持ちうる感性・感覚が恋愛においても適用されますので、どちらかというと深みというよりは、感覚的に好きとか、〇〇が好みといった、非常に動物的なセンサーに基づくもののはずです。

パートナーシップ・お付き合いの過程においても蠍座のような深い恋愛ではなくて、中高生が同級生とお付き合いをするような感じ、ライト&フレッシュなデートを繰り返していくはずです。基本的には裏表がないシンプルな人が牡羊座なので「重い」と言われることはないかもしれませんが、マンネリ化したりして物足りなくなってくるなんていうことはあるかもしれません。

また、熱し易く冷め易いのも牡羊座の特徴でもあるので、数週間とか数カ月で次の相手にいくなど、付き合ったり別れたりをハイペースで繰り返すことも。

まるで山で狩りをする狩人が状況に応じてターゲットを変えたりするように、好きな人がハイスピードで入れ替わったりするのも、牡羊座の人がパッションの星を背負う人たちで、また、気持ちに正直で心に噓をつけない人であるからこその行動かもしれません。
基本的に執着とか未練がなくカラッとした星座なので、悩んで悩んで悩み抜いて、頭が狂いそうになるほどモヤモヤと格闘する! なんていうことは牡羊座の辞書には記載されていないはず!

また、バックギアとかブレーキもない牡羊座の人々には、復縁なるものもあまりご縁がない概念と言えるでしょう。

『星2.0』発売中!

スピリチュアルヒーラー、yujiさんによる占い本

“予約の取れない”ヒーラー・yujiさんが、「12星座」の本質と辿るべき運命を、読者に寄り添う語り口で綴ったエッセイ。

書名:『星2.0』
著者:yuji
発売:光文社
発売日:2020年10月22日
定価:本体1.800円+税

yuji
星読み係、ヒーラー、聖地巡礼家。香川県生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業後、ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、スピリチュアルメッセンジャーとして生きることを決意。現在は連載、講演など、幅広い分野で活躍中。「madameFIGARO.jp」「WANI BOOKOUT」「ELLE」などのWebサイトや女性誌『25ans』(ハースト婦人画報社)で連載を持つ。また、「ELLE」でPodcast「yujiと本島彩帆里の”生き方のセンス”の磨き方」(毎週金曜)や、YouTube番組「QUANTA.vision」で「ホニャララLIVE」(毎週土曜22時〜)の配信もおこなっている。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(すべて、ワニブックス)など。

著者/yuji 構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は、『星2.0』(光文社刊)から一部を抜粋したものです。