90年代海外セレブの着こなしは、今見ても上品カジュアルで素敵!
1990年代のNY。ケネディJr.のハートを射止めた、1人の女性が一躍ファッションアイコンに――それが彼女。セレブの仲間入りをしてからも自分らしいシンプルコーデを貫き、少ない服で着回しもしていたというスタイルは今の私たちにこそ参考になりそうです。
キャロリン べセット・ケネディとは?
キャロリン べセット・ケネディ
カルバン クラインのショップスタッフから役員へとセンスひとつで駆け上り、1994年にジョン・F・ケネディJr.との交際がきっかけで世間の注目を集める。1999年の飛行機事故で命を落とし、月日が経った今もなおニューヨークのスタイルアイコンとして君臨し続ける普遍のミューズ。
上品さと抜け感のバランスが理想的だった、90年代のミューズ
デニム、黒のタートルニットや白シャツなど、普段私たちも着ることの多い普遍的なアイテムだけで構成されたキャロリンのワードローブ。普段着はもちろん華やかな社交の場でもその信条を貫き、身につけるジュエリーもシンプル極まりないマリッジリングのみ。時代が大きく変わっても新鮮に映るシルエットや丈感のバランスから、彼女の絶対的なセンスにより、ブランドだけに頼らなくとも成立する「スタイル」を確立していたことがうかがい知れます。ふと目にとまる自然体なカジュアルは、クラッシィらしさにもリンク。上品でリッチ、なのに抜け感もある日々の装いのヒントを見つけることができるはず。
キャロリンスタイル・デニムをリッチに着る
キャロリンが好んで穿いていたのは、ひざ下から適度に広がる好印象のフレアデニム。ニット帽にタートルニットという普段着に合わせた真っ赤なコートでカジュアルの完成度を引き上げて。
取材/清水亮子 写真協力/アフロ、getty images