バチェロレッテ裏話❹杉ちゃん「台湾のあのシーン、実は…」【杉ちゃん&黄皓&ローズ特別対談】

Amazon Prime Videoで配信された、恋愛リアリティ番組「バチェロレッテ ・ジャパン」。その衝撃的な結末が話題になり、様々な物議を醸し出しました。恋愛リアリティ番組の枠を超えて、今を生きる男女のリアルな恋愛や結婚観、そして葛藤までもさらけ出し、私たちアラサー世代の女子に強烈なインパクトを与えました。そこでCLASSY.ONLINEでは、初代バチェロレッテを取り巻いた魅力的な男性3人にインタビュー。黄 皓さん、當間ローズさん、杉田陽平さんに番組の裏側からあの時の真実。そして初代バチェロレッテ・福田萌子さんについて、さらに私たちアラサーが幸せになるためのヒントを一緒に探っていきましょう!
今回は前回の「僕らが萌子さんに本気になった瞬間」からの続編&スピンオフ。インタビュー中に誰もが驚いた!実は杉ちゃん側からも福田萌子さん仕掛けていたという衝撃エピソードについて詳しく語ってもらいました。その後の杉ちゃん大躍進のきっかけにもなった台湾でのあの名シーン、実は偶然が偶然を呼んで生まれた…!?そんな「番組内やスタジオでは語りつくせなかったカメラの裏側の真実と3人の本音をぶっちゃけトーク」スタートです!

※インタビューにはネタバレ的な内容を含みますのでご注意ください

左から今回インタビューした、當間ローズさん、黄 皓さん、杉田陽平さん。

POINT①杉ちゃんは選ばれる側でありながらも、しっかり萌子さんを試していた?

第3回では、福田萌子さんの魅力や本気で恋に落ちた瞬間に3人に語ってもらいました。その中で注目すべきは第一話で視聴者や誰もが「これはまずい…!」という印象だった杉田陽平さんがなんと中盤で萌子さんを試したり、自分から仕掛けたり…まさかの策士キャラだったということ!そして杉ちゃんが立てたその作戦には私たちアラサー女子が学ぶべきポイントもたくさんありました。
まずは、杉田さんが福田萌子さんに恋に落ちた瞬間から詳しく教えてください。

「実はリテラシーが高くないと気づかない仕掛けを準備しました」

杉田陽平さん・画家
「アートで愛を奪い取れ」
CLASSY.編集部の大穴予想だった“杉ちゃん”。そのセンスと美しいフレーズにうっとり❤︎ 出場者No.1の変身と成長を遂げていくプロセスは絶対に見逃さないで。

杉ちゃん「沖縄のサバイバルデートの時に、家をみんなで作ったんですよ。あれは一種の賭けだったんです!萌子さんはとてもセンスが良くって素敵な人だということはもうすでにわかったんですよ。じゃあ、次に萌子さんはどれだけ気付く人なのかなって、こちら側からも試したんですよ、実は。やっぱりこちらも試さないと。お互いそうじゃないとね。僕なりのアプローチを的確に気付いてくれた萌子さんは鋭い人だなと。男性側の頑張りっていうのは。何気ないところだけどここに気づいてくれたら嬉しいな、っていうポイントを気付いてくれると嬉しい。女性にもありますよね、髪切ったのを気付いてくれるときっと嬉しいですよね。
それでエピソード2の沖縄では、グループデートでは、1時間という時間内に小屋を作りましょうとなって。時間制限もかなりあって。その時に現実的な家or自然と調和する家とどちらにしようか相談した結果、僕らの方がナチュラルだけど地味な小屋作ることになったんです。きっとインパクトが薄いんだけどね。それで僕が何をしたかっていうと、現地でしか咲いてない花を花冠にしたんですよ。萌子さんはそれにちゃんと気付いて反応してくれて、花冠をずっとつけたままインタビューもしてくれたのを見て『あっ!萌子さんってこういうところに気付いてくれるんだ』って確信した。さらに『こっちのグループには杉ちゃんがいると思ったよ!』って言ってくれて、なんて鋭い人だなあって思った。もし自分が女性だったとしたら『こういう女性になりたいなあと思う人。こんな人世の中にいたらいいよな』ってずっと思い描いてきたような女性が目の前に現れた。なかなか今、この現代社会でそういうわけにもいかないじゃないですか。いくら心がきれいな男性がいたって親との相性だったり、経済的な問題だったりで優先度が低くなってしまうことってありますよね…。でも萌子さんはまったく違って。価値観とか、世界をどう見ているかのフィルターを大事にするタイプだなってわかったんです。それで改めて素敵な女性だなって思ったのがその沖縄での出来事なんですね」

―――杉田さんなりのアプローチに、見事に気づいてくれたわけですね。そして杉田さんといえば、やっぱりあの台湾でのランタンデートが印象的でした。

それから自分にさらにスイッチがパッと入ったのが、台湾でランタンをあげる時なんですね。きっと視聴者のみなさんとズレがあるかもしれないんですが!実は僕、不器用な女性な好きなんですよ。ちょっと空回りしているようなタイプの女性。でも萌子さんの本質的な魅力ってわかる人は少ないと思うんですよ。というのもコントロールができないから。台湾でのあの橋の上のでのシーンやランタンを飛ばす時のシーンで、実はあの時にも僕の作戦があったんです!

それはですね…僕はどんな人にもある、親や親友への隠し事を使おうかと思ったんです。誰にも言っていないトラウマとか。きっとみんなありますよね!僕にももちろんあります。だから『萌子さんには僕にはそれを打ち明けてくれて大丈夫だよ』って。今まで誰にも言ったことのない隠し事をランタンに書いて空に打ち上げて成仏させようって。秘密を2人で共有して仲良くなれたらいいなって作戦だったんです。すると、萌子さんは僕が提案した瞬間「私隠し事ないから!」と、あっさりと断られてしまって。こちらは見事に大失敗!ああ、この人は自分に嘘がつけない人なんだなって思ったんです。こういう協調性のある仕事ってムードとかあるじゃないですか、何をするにしても。でも彼女は嘘をつけないから、自分が思ったことを言ってしまうし、やってしまう。それって萌子さんの本質的な良さに繋がってるんだなって思いました。あんなに美しくて大人だけど、純粋さもある。きっと周りからも愛されてきたんだと確信した。だからランタンの一件で、萌子さんには変に妥協したり柔らかくならず、そのまま歳を重ねて欲しいなと思ったと同時に、この萌子さんの本当の魅力や不器用な部分はきっと自分にしかわからない。自分にしか解説できないって思ったんですよね。だから他の男性よりも自分の方がうまく萌子さんと本質的な良さや眼差しを伝えたいし、萌子さんの表面だけを見ている男性よりも僕が横にいたいなって思ったんです。それが『さらに本気になった瞬間』なのかもしれません」

―――自分にしかわからない、説明できない相手の魅力を知ったことが本気になった瞬間。それって一歩進んだ大人ならではの恋愛観だと思いました。しかし、今回は緻密に考えぬいた作戦を見事に萌子さんに断られてしまった杉田さん。その後は一体どうしたんですか…?

POINT② あの名シーンは偶然と2人のセンスが重なって生まれた奇跡!

「花びらは正真正銘の即興ですよ」

杉田陽平さん・画家
「アートで愛を奪い取れ」
CLASSY.編集部の大穴予想だった“杉ちゃん”。そのセンスと美しいフレーズにうっとり❤︎ 出場者No.1の変身と成長を遂げていくプロセスは絶対に見逃さないで。

「それで萌子さんに『隠し事はない!』と、言われてお互いに見合わせて『どうする?』ってなったんです。じゃあ『真実の愛』を考える旅だから、『愛について書こうか?』という流れになったんです。なので、とにかく時間がなくて。5分くらい考えて「花びら」を考えついたんです。本当にあれは正真正銘の即興。そして『花びら』って答えを見た萌子さんがきょとんとした顔をして。「あ…わからないんだ!」って気付いて(汗)ふと上の方向を見上げたら木があったんですよね。その瞬間、その木の花を拾うという例えを思いついて伝えたら、萌子さんが2倍も3倍も良く解釈してくれて反応してくれた。そのあとの橋の上の花火もですけど奇跡ですよ!あの花火も実は現地の人が勝手に入ってきちゃって勝手に花火を打ち上げちゃったらしいんです(笑)だたタイミングが良かったので使われたっていう(笑)奇跡が重なったということ。萌子さんはピンチをチャンスに変えてくれる女性なんです

當間ローズさんも伝え忘れたことが…

「萌子さんはピンチをチャンスに変えてくれる女神」

當間ローズさん・歌手
「愛と筋肉のハイブリット」
強烈なビジュアルと一途なまっすぐな愛で、圧倒的存在感を放つ。いつの間にかそのクセの強さに夢中になってしまったアラサー女子も多いはず。

當間ローズ「あ。すいません!僕もつけ加えていいですか?ピンチをチャンスといえば、僕も同じ。僕も沖縄で「好き」って伝えたじゃ無いですか。というのも僕、初対面で失敗したなって思っていて。第1話の初対面で顔を近づけて、ボディタッチして歌ったのは、ちょっとやりすぎたなってずっと感じていて。その矢先に沖縄のグループデートでハウスを作ったじゃないですか。その時に僕は地面を掘る役だったんですよ。挽回したいのに役割はすごく地味な力仕事(笑)。みんなで萌子さんにお披露目するために集まった時に「俺掘る仕事だったし、自慢することないな〜」って思って。杉ちゃんの花冠やサーファー・萩原君が獲って来てくれた魚とかを一緒に『すごいよね〜!』って、褒めて一緒に聞いてたんですよね。そうしたら萌子さんに僕に『ローズ君は優しいんだねって、裏で支えてるのにみんなが頑張ってるのをちゃんと静かに聞けるってその優しさや心、私は好きだよ』って言ってくれたんです。その時に僕は…正式に恋に落ちましたね!」

次回は、この旅を通して変わった・僕ら3人の結婚観と理想の女性像

次回は3人の結婚観と理想の女性像について語ってもらいました。この長くて過酷な旅を通して、本気で福田萌子さんと自分の心に向き合った3人がたどり辿り答えは、きっと現代を生きる私たちの幸せへのヒントになってくれるはず!


バチェロレッテ・ジャパンとは?

誰もが憧れる要素を兼ね備えたパーフェクトな独身女性=バチェロレッテが主役となり、多数の男性参加者の中から、未来の結婚相手を選びぬくバチェラーの男女逆転バージョン。初代バチェロレッテ・ジャパンに選ばれた福田萌子さんのパートナーの座を狙うべく、全国から集った男性陣は、実業家、料理研究家、画家、歌手、旅作家、職業も国籍も年齢も様々。バチェラーに引き続き、豪華でロマンチックなデートや国内外の旅を通じて繰り広げられる、男性陣の熱いバトルや友情も見どころ!
https://www.amazon.co.jp/dp/B085QH1H6D

撮影/中田陽子 取材/さとうかな子 構成/CLASSY.ONLINE編集室