美容家・石井美保さんが「すっぴんでマスクは絶対やめて!」と言う理由|アラサー女子の巻き返し美容⑦
『スッキリ』などテレビ出演でも話題、著書も大ヒット中の美容家・石井美保さん。連載「アラサー女子の巻き返し美容」にも大きな反響をいただいています。44歳とは信じられない(というか年齢関係なく美しすぎる!)石井さんはなぜすっぴんではマスクをしないのか…その秘密を聞いてきました。
「メイクする以上、肌ダメージは避けられないから、保湿ケアは一年中しなきゃダメ」
今年の秋冬は日中、暖かい日が多かったこともあり、未だに春夏用のさっぱりとしたスキンケアを使っていませんか? スキンケアを気温で考えてはいけません。気温は高くても湿度は低くなっているから、秋に入ったらこっくり系のスキンケアに切り替えることが鉄則。
また「冬の乾燥対策はいつから始めればいいですか?」という質問をたまに受けますが、これは愚問です! 保湿ケアは一年中しなきゃダメ。女性の肌はクレンジングのたびに油分が奪われていきます。実はメイクと肌の老化は隣り合わせ。スキンケアは、クレンジングで受けた肌ダメージを修復するためにある、という認識を持ってください。
今はマスク生活でポイントメイクしかしてない人や、薄付きのファンデを使っている人も多いと思いますが、ナチュラルメイクでもクレンジングする以上、肌に負担がかかります。メイクが軽くなっているからと言ってスキンケアを手抜きにすると、肌の老化が進むので要注意です。
「すっぴんにマスクは禁物。クリームやファンデでワンクッション挟んで摩擦を軽減して」
マスクありきの今、日中の乾燥対策としておすすめなのは、メイクの上からクリームを重ねること。クリームで油分の膜を作ることで、マスクの摩擦も軽減できます。最近はマスク荒れに悩んでいる人も多いと思いますが、しっかりファンデを塗っている人よりも、薄付きファンデでナチュラルに仕上げている人の方が、肌トラブルに悩んでいる印象。
メイク直しのタイミングで、クリームやスティックタイプのハイライトを重ねて、肌に厚みを出せば、マスク荒れを防ぎながら乾燥対策も完了。重ねるときのコツは、マスクの境目にスタンプするようにのせること。塗るとよれたりもするので指でポンポンとなじませることが大切です。艶感も演出できて、元気な印象も手に入ります。
石井美保さんオススメ、マスクの下に必須なコスメ3選
左から「メイク直しにも便利なグロウスティック。艶を与えながら肌を覆うから、マスク摩擦を回避してくれます」外出先でもサッと艶を足せるスティックタイプ。ボーム エサンシエル トランスパラン ¥5,000(シャネル カスタマーケア)
「化粧上地としても使えるクリーム。SPF20で保湿とUVケアが同時に叶う実力派。メイク前に仕込めば、1日中潤いをキープできます」化粧下地として使うとメイクのりがぐんとアップ。クリーム イン デイ 40g ¥8,000(カネボウ化粧品)
「保湿成分が配合され、乾燥対策にも一役買うアイテム。ピタッと肌に密着して、ヨレにくいのもうれしい」超繊細パールの艶感で、ナチュラルにトーンアップ。ザ グロウ スティック 001P ¥3,800(ADDICTION BEAUTY)
PROFILE
【石井美保】1976年生まれ。美容家、美肌サロン主宰、Riche代表。「こすらない洗顔」や「肌アイロン」の美容法を提唱し、レタッチ要らずの美肌の持ち主。確かな技術と知識、説得力のある言葉で、幅広い世代からの支持を集め、多くのメディアに出演。近著に『一週間であなたの肌は変わります』(講談社)はアマゾン実用書売り上げNo.1を記録する大ヒット!
問い合わせ先 シャネル カスタマーケア 0120-525-519 ADDICTION BEAUTY 0120-586-683 カネボウ化粧品 0120-518-520
次回12月15日頃配信予定!おたのしみに!
撮影/中島 洸(まきうらオフィス) ヘア・メーク/輝・ナディア<Three PEACE> スタイリング:青木宏予 取材/坂本結香 構成/CLASSY.編集部