寒い日にぴったり、ジョージア風ボルシチ【プロに聞いたお家ごはんレシピ】

年齢とともにあっさりした料理を好みがちな私たちですが、今回の祐成陽子先生は年齢を重ねていてもしっかりお肉を食べるパワーをお持ちでした。何歳になっても「食べたい!」と思う料理を食べられることは幸せです。こってり見えるお肉料理もちょっとした工夫で美味しく食べる方法を教えていただきました。

ジョージア風ボルシチ
〜梅干しとヨーグルト入りのさっぱりグルジア料理〜

材料(2人分)
牛ばら肉 500g
大根3㎝の厚さのいちょう切り 1/4本
ブロッコリー 1株
ガラムマサラ 小さじ1
チリパウダー 小さじ1/4
小麦粉 適宜
クミンシード 小さじ1
赤ワイン 50㎖ 
玉ねぎの薄切り 1個分
にんにくのみじん切り 1片 
A水 600㎖、ビーツの缶詰 1缶、米 大さじ1、ホールトマト缶 1/2缶、梅干し(たたく) 3個、ヨーグルト 大さじ2
 
オリーブオイル 大さじ2
ヨーグルト 適量 (水切りをする)
・玉ねぎは耐熱容器に入れて600Wのレンジで6分加熱する。

レシピ
1 牛ばら肉は大きめの一口大に切り、塩(小さじ1/2)、こしょう、ガラムマサラ、チリパウダーをまぶす。大根はいちょう切りにし皮をむき面取りする。
2 フライパンにオリーブオイル大さじ1を引き玉ねぎを入れて茶色くなるまで炒め、にんにくを加えて炒める。
3 2にオリーブオイル(大さじ1)を足して1の牛肉に小麦粉をまぶして入れ、表面に焼き色を付けクミンシードを加えてさらに赤ワインを加える。
4 圧力鍋に3、A、ビーツの缶汁(100㎖)、塩、こしょうを入れて加熱しアクをとり、圧力をかけ10分加熱する。
5 4の圧が下がったら大根を加えてさらに圧力をかけて5分加熱し、圧が下がったらブロッコリーを加えて柔らかくなったら塩、こしょうで味付けする。
6 器に盛り水切りヨーグルトをのせる。

~ 更に美味しく作るコツ! ~

    牛ばら肉を煮込む前にガラムマサラとチリパウダーをまぶしてスパイシーに。
    ボルシチには欠かせない赤ビーツ。缶詰を使うと手軽に調理できます。
このレシピの担当:料理家の祐成陽子さん 料理家。祐成陽子クッキングアートセミナー校長。フードコーディネーターとしての先駆け的存在。77歳になる現在も海外を訪れては、その土地の家庭料理などを食し研究を重ねる。卒業生や業界で活躍する人たちとの交流も盛んで陽子先生の魅力に、定期的に集まって美食の会を開催。最近ではカーブキッチンバサミなど料理便利ツールも開発。
www.sukenari.co.jp

撮影/伊藤高明 取材/大佛摩紀
※情報は2016年11月号掲載時のものです。

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