泊まってみた! 【ふふ 日光】1日目

世界文化遺産の日光東照宮をはじめ、中禅寺湖や華厳の滝、男体山などの風光明媚な自然……。 そんな抜群のブランド力がある観光地で10月2日に開業したのが【ふふ 日光】。 【ふふ】といえば、熱海や河口湖、奈良でも展開するラグジュアリーリゾートとしてご存知の方も多いかもしれませんが、それぞれのロケーションによって全く違う顔つきを見せてくれます。 【ふふ 日光】があるのは、明治32年に大正天皇のご静養地として造営された日光田母沢御用邸の跡地の一部。 それだけに、客室のインテリアからも神聖な地としての印象が漂います。うまく表現できないのですが、明治から大正時代の豊かで雅な感じというか、さながら宮中にいるかのような伝統的な室礼というか……とにかく贅沢な作りです。 圧巻はこの客室の半露天風呂。 檜風呂、石風呂など、素材やグレードはさまざまですが、すべての部屋に自家源泉の温泉を完備。 冷え性や腰痛に効くとされるお湯はアルカリ性単純温泉で、マイルドながらしっかりと体を温めてくれます。 もちろん、大浴場もあり。 部屋の調度品や備品の数々にも目を奪われます。 おっと、ドライヤーはdyson! ひととおり部屋をチェックした後で、「夕食前に部屋でアペリティフでも……」と思い、ミニバーにあったランソンのピンクシャンパーニュのハーフボトル(¥5,500)をいただきました。 ランソンは比較的メジャーなシャンパーニュですが、通常はブラックラベルです。 でも、ここではピンクラベルを揃えていたので気分が上がりました。 しかもハーフボトルだからサクッと飲めて食前にちょうど良し! そして、いよいよ楽しみの夕食タイム。 ダイニング【日本料理 節中】の鉄板焼きコーナーでいただきました。 こちらもコロナ対策とプライベート感を守るために、隣の席とはカーテンで仕切られています。 まずはやはりシャンパーニュ。 家族経営を貫くワイナリー、ビルカール・サルモンのブリュット・レゼルヴ。 キレがありながらもふくよかな味わいが何とも幸せ……。 日本料理ですから、もちろん名酒も揃えています。 シャンパーニュとともに、さっと出された前菜は、キャビアとパパイヤのコンソメジュレ掛け掛け。 秋トリュフ 海老博多焼き。 フォアグラとプルーンのフリット。 これら前菜3種だけでも十分満足なのですが、あくまでも贅沢の序章。 この後、お椀、お造り、魚料理(銀鱈柚子味噌大葉焼き)と続き、 お口直しがこちら。 利尻の生雲丹と丸茄子揚げ浸し。栃木の焼き無花果も入ってます。 そしていよいよ肉料理。 鉄板で焼き立ての、とちぎ牛 サーロイン。付け合わせは、紅はるかさつま芋と万願寺唐辛子。 こりゃ、たまらん。柔らか〜い! そして、締めのご飯は、阿寒湖エクルビスの釜炊ご飯。 エクルビスとは、ザリガニのことですが、これがまた旨い! 味はエビに似てますが、エビよりも弾力がある食感がたまりません。 さらに、留のお椀、香の物、デザート、甘味お薄と続き、もうお腹いっぱいで、はち切れんばかり。 〈果たして明日、朝食が入るだろうか〉と不安になりながら床につきました。 泊まってみたのはこちら! 【ふふ 日光】 栃木県日光市本町1573-8 TEL:0288-25-5122 IN/OUT 15:00〜/〜11:00 全24室(6タイプ) 2名1室利用時 1名料金 ¥38,650〜(税サ入湯税込) https://fufunikko.jp
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