簡単に自宅&職場できる「頭皮マッサージ」【凝りが取れてすっきり】

マスク時代、今まで脇役だったパーツがまさかの主役に!おでこへの視線が史上最高に集中しています。自粛中にハマった韓国ドラマのヒロインもつるんとまるいおでこだったし…ピンチはチャンス!この機会に憧れの「おでこ美人」を目指しましょう。

ヘルシーなおでこを作るマッサージ

最後はマッサージのお話。「おでこをマッサージ?」と思うかもしれないけれど、目や頭ともつながっているココをほぐすことはとても重要。やるとやらないとでは、未来が変わるかも!?

頭が凝りがちな現代のライフスタイル。ほぐすことで根本的なたるみケアを!

おでこのたるみは、頭の凝りが原因の一つ。顔と頭は筋肉と筋膜でつながっているのですが、スマホやPCの目の酷使や猫背で頭がカチコチになると、顔の筋肉を引き上げる力がダウン。肌のシワケアも大事ですが、根本的なたるみは、頭をほぐすのが手っ取り早いです。頭ほぐしマッサージは、頭蓋骨に張りつく筋肉をはがすイメージで、指のはらで垂直に圧をかけながら、細かく動かすのがコツ。道具要らずで気軽にできるので、ぜひ習慣化してみてください。

おでこを覆うのが前頭筋、頭頂部を覆うのが帽状腱膜。眉や目の筋肉とつながっているため、凝ると眉や上まぶたが動かしにくくなり、おでこにたるみが。耳の上にあるのが側頭筋、後頭部にあるのが後頭筋。2つの筋肉もつながっているので、凝ると顔全体の筋肉を引き上げる力が弱まり、これもおでこがたるむ原因に。

❶仕事の合間に!ヘアメークが崩れずできる簡単マッサージ

耳回しで効果を高めて

    1.圧をかけながら10秒後ろに回す
    頬と耳、側頭部を手の平で覆います。圧をかけながら、引き上げるように後ろへ回して。

    2.リンパや血行がすっきり流れます
    耳の周りにはリンパが多いため、ほぐすことで血行の流れがよくなり、むくみもすっきり。

眉間のシワは耳の周りをほぐすと◎

    1.力を入れすぎず横にスライド
    耳を動かす耳介筋の緊張をほぐします。人差し指で優しく横向きに10秒ほどさすりましょう

    2.縦方向に10秒スライド
    耳の前にある前耳介筋は横方向に走っているので、上下にさすって。リンパ節もほぐせます。

    3.耳後ろも縦にほぐしましょう
    側頭部から耳の周りが凝ると、目の周りの血流が滞り、眉の筋肉が緊張。こまめにほぐして。

❷夜、お家でじっくりと!気持ちよくほぐすマッサージ

上まぶたのたるみをUP

    1.頭頂部を指の腹で細かくほぐします
    頭頂部を覆う帽状腱膜をほぐして、前頭筋から額の動きを高めると、まぶたの筋力が復活

    2.生え際から後頭部へ動かして
    頭皮を耕すようなイメージで指の腹を1~2㎜動かしながら、全体をほぐしましょう。

硬くなった前頭筋をほぐす

    1.両ひじを机につき額に圧をかけて
    握りこぶしを作り、眉頭の上に小指がくるように当て、こぶしに寄りかかって圧をかけます。

    2.骨をほぐすように外側へほぐして
    小さな円を描きながら、こめかみまで4カ所×5回×3セット、額全体をほぐしましょう。

眉間のシワをマッサージでケア

    1.眉頭から眉山まで3カ所行います
    眉の上にある皺眉筋をゆるめます。眉頭をつまんで、縦10回、横10回動かします。

    2.こちらも眉頭から眉山まで3カ所
    眉頭の皺眉筋をしっかりつまんで、外回し10回、内回し10回でほぐしましょう。

額のシワを予防するトレーニング

    1.額と眉の筋肉を手で押さえます
    上まぶたではなく額の筋肉で目を開けるクセが、額のシワの原因に。意識してみましょう。

    2.額を動かさずに上まぶたで目を開けて
    額と眉の筋肉を動かさず、上まぶたの力を使ってゆっくり10回目の開閉を行います。

教えてくれたのは…

アンチエイジングデザイナー・村木宏衣さん

筋肉・骨格・リンパにアプローチする理論と手法「村木式整筋メソッド」が話題。『10秒で顔が引き上がる奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)も好評。

撮影/向山裕信(vale.)〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 ヘアメーク/輝・ナディア(Three PEACE) 取材/亀井友里子