【レシピ】料理家ワタナベマキさんの「私の愛するすり鉢レシピ」①
料理家という仕事柄、たくさんの器や調理道具をお持ちのワタナベマキさん。
そんなワタナベマキさんがこよなく愛しているのが「器としても使えるすり鉢」です。
和えたてのおいしさは最高の贅沢
「絶妙な深さと、ストイックなルックス。すり鉢は、器としても優秀。
すり鉢の中で和えたものをそのまま食卓に出した際の、
ちょっとラフに盛り付けられた料理のたたずまいも好きです。
なんといっても、すりたて、和えたておいしさは格別」
「お店ですり鉢を見つけるとついつい手にとってしまう」という、
ワタナベマキさんに教わる、すり鉢レシピ連載がはじまります。
ワタナベさんが日頃からよく作っている、誰にでも作りやすいレシピを毎週土曜日にアップしていきますので、
楽しみにしていてくださいね。
今回使うのは、滋賀県・伊吹山の麓に工房を構える、市川孝さんのすり鉢。
「どんな料理にも合うので、使い勝手抜群です」
素揚げさといもの黒こしょう和え
こしょうの香りがふわっと漂う、シンプルながらパンチのきいた味わい。
[材料](2人分)
さといも…6個
ごぼう…1/2本
粒黒こしょう…20〜30個
しょうゆ、みりん…各大さじ1
油…適量
[作り方]
1.さといもとごぼうはよく洗って皮をむき、食べやすい大きさに切る。
2.すりばちに黒こしょうを入れ、すりこぎでする。しょうゆ、みりんを加え混ぜる。
3.鍋に1、油を注ぎ中火にかける。4〜5分時々返しながら、全体に揚げ色がつくまで揚げ、油をきる。
4.2に3を入れ、ヘラなどで全体をさっと混ぜる。
「冷たい油から揚げるのがコツ。カラっと軽やかに揚がります。こしょうは『ちょっと多いかな?』くらいにたっぷりと。根菜類の甘みと、こしょうの刺激的な辛みがよく合います。ビールのつまみにぴったり!」
[PROFILE]
ワタナベマキ:料理家。グラフィックデザイナーを経て「サルビア給食室」として料理家の活動をスタート。
著書多数。新刊は『ほったらかしでおいしい!蒸しレシピ』(学研プラス)。
Instagramアカウントは@maki_watanabe