即効果アリ⁉︎ 今すぐ実践できる7つのリフトアップ術♡

「美容は積み重ねといいますが、何もできない日がたまにあっても大丈夫です。忙しいときは最低限にとどめ、できるときにがんばればいい」

そう語るのは美容家として活躍するかたわら、家事や3人の子どもの育児で忙しい日々を送る田中愛さん。最新の著書『力尽き美容』では、自らの経験と美容家としての立場から、毎日生きるので精いっぱいなほど疲れていても手軽にチャレンジできる美容テクニックをたっぷり紹介しています。

今回は書籍の中から、日常のちょっとした時間でできるリフトアップ方法をピックアップ。できるだけラクして小顔を目指しましょう!

 

朝のお手入れのついでにできる、即効リフトアップ術

まずは、「朝起きたら顔がむくんでいた……」など、ピンチのときに役立つ即効性のあるマッサージをご紹介。ただし、持続性は低いのでご注意を。


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まるで魔法!? 即効果アリの半日リフトアップマッサージ

飲みすぎた日の翌朝や寝すぎた朝などに現れる顔のむくみ。そんなむくみとフェイスラインのたるみが一瞬で解決するマッサージをご紹介します。ただし、効果は“半日限定”ということをお忘れなく。

半日リフトアップマッサージのやり方

まず顔の下半分のフェイスラインに沿って手を置き、こめかみに向かってなでるようにマッサージ。何度かなでたら、今度はおでこや頬の高い位置など、顔の上半分からこめかみに向かって手でやさしくなでましょう。こめかみは老廃物のゴミ箱があるので、むくみの原因である老廃物を大集合させるというわけです。顔をなでながら表情筋を刺激し、リンパを流すことによって小顔が実現。これだけで顔がリフトアップされ、半日程度は効果が持続します。

 

一瞬だけ目を大きく見せる目元のマッサージ

疲れ目やむくみ目、しょぼしょぼしている目だと気分も上がらずメイクのノリも悪い! そんなときにおすすめしたいのがチョキの手を使ったリフトアップ術です。

目元のマッサージのやり方

STEP1:まずは、チョキで目を囲む

目を大きく見せるためには眼輪筋を刺激し、目のまわりのリンパを流すことが先決です。まずは手でチョキを作り、目の上下を指で囲むように当てましょう。

STEP2:チョキのまま指を滑らせる

チョキの指で目を囲んだら、そのままこめかみに向かって指を滑らせます。こめかみにあるリンパのゴミ箱に目のまわりの老廃物を送り込むイメージです。これを何度か繰り返していけば、自然と目がぱっちり。気分もスッキリしてきます。ただし、効果が感じられるのは数時間のみです。

 

おうち時間にチャレンジできるリフトアップ法

次に、おうちでくつろいでいるときなど、ちょっとした時間でできるリフトアップ術をご紹介します。簡単ですが、確実に鍛えられるのでぜひチャレンジを!


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手っ取り早く小顔になれる舌エクササイズ

口輪筋を舌でなぞって刺激

口を閉じた状態で、歯茎をなぞるように舌をぐるりと動かす。これだけで口元が引き締まります。口元には口輪筋というドーナツのように口まわりをぐるっと取り囲む筋肉があります。口輪筋が衰えてしまうと、顔がたるみ、口角が下がるなど残念な状態に……。だからこそ口輪筋を刺激することが大切なのです。

頬をプクっとふくらませるのも◎

怒ったように頬をぷくっとふくらませるのも効果があります。顔のたるみ防止はもちろん、ほうれい線予防にも最適。疲れてボーッとしているときでも口元だけは動かす癖をつけてもいいかもしれません。ただ、これらのエクササイズは人に見せられないような顔になりがちなので、くれぐれもひとりのときに行ってください!

 

目元のシワ防止! 眼輪筋を鍛える“ピアノタッチ”

アイクリームなどの多数のアイケア製品が登場していますが、実はただ塗っているだけではあまり意味がありません。目は優しく刺激することが重要です。

ティッシュほどの厚みしかない目のまわりの筋肉が眼輪筋。この部分が衰えてしまうとクマやシワの原因になったり、まぶたがたるんで目が小さくなってしまったりと悲しい事態になりかねません。これを防ぐためにはピアノタッチの目元マッサージが有効です。こっくり系の保湿クリームを目元にたっぷり塗ったら、指でポンポンと優しく刺激していきましょう。少しの刺激を加えるだけでも眼輪筋が鍛えられるのです。

薄目でいろいろな方向を見てみるのも◎

もうひとつ眼輪筋を鍛えるための方法は薄目でいろいろな方向を見つめること。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、目を薄目にするだけで結構力が入るものです。薄目の状態で右・左・上・下と順に見てみると心地よい疲労感が得られます。

 

お風呂でできるリフトアップ法

最後は、バスタイムを活用したテクニックのご紹介。マッサージなどの難しい工程はなく、ちょっとした手間でできるものばかりです!


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シャワー中にブラシで髪をとかしておく

少しの余力でトライできて、リフトアップできる裏技が“シャワー中に髪をとかす”こと。とかしてきれいにするというよりは、頭皮を刺激することが目的。顔も頭皮も1枚の皮でつながっているため、頭皮を刺激すると顔のリフトアップはもちろん、シワの軽減にもなります。また、ブラッシングすることで髪の表面の脂が取れ、頭皮のニオイを除去する効果も。使用するブラシは密集しているタイプではなく、ある程度隙間があるほうが◎。また、ブラシの先が丸いほうが頭皮を傷つけずに刺激することができます。髪の生え癖に逆らってとかすと、毛穴がほどよく刺激されて気持ちいい!

 

てっぺんで髪を結んで簡単リフトアップ

髪が長い方はお風呂に入っている間、髪をてっぺん付近でしばっておくだけでリフトアップ効果が期待できます。もし、ヘアゴムがきつく感じられるようならシュシュなどやわらかいヘアアクセでももちろんOK。ポイントは可能な限り頭のてっぺん付近で髪を結ぶことです。髪を上で結ぶことで、頭皮が引っ張られ、顔もきゅっと上がります。さらに毛根も刺激され、発毛促進にも効果的です。髪も健康的に育って一石二鳥。

 

トリートメントをホットタオルで浸透させる

頭のてっぺんで髪を結ぶリフトアップ術の効果をさらに高めてくれるアイテムが、ホットタオル。トリートメントをした後、熱めのお湯に浸したホットタオルを作ったらそのまま髪の上にのせましょう。熱のおかげでトリートメントの浸透もよくなります。

 

体力が限界の日は『力尽き美容』で乗りきろう♡

『力尽き美容』から、リフトアップ方法をご紹介しました。書籍では、疲れて体力も気力も限界の、ギリギリの日を乗りきるための美容法をたっぷり掲載。その日の体力に合わせて選べる、ワンステップで終了する超ズボラなケアから、余裕のある日に試せるリカバー美容まで紹介しています。保湿クリームだけでひと晩乗りきる方法や、シャワーを浴びながらできるリフトアップ術など、忙しくてもきれいになるための“美容の味方”が満載です。

力尽き美容 著者・田中 愛 定価(本体¥1,100+税)

田中 愛……美容家。化粧品会社勤務を経て青森県八戸市に株式会社ビナーレを設立。美容に関する講演活動や雑誌・テレビ出演など多岐にわたって活動中。オリジナル商品の開発をはじめ、美容関連グッズなどのプロデュースも行う。

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