コロナに罹患した時のことをもう一度ふり返る 【フリーアナウンサー 赤江珠緒さんインタビュー】
コロナ禍のいま、ふと、そう思ったことはありませんか?
まだまだ元気だし、倒れた時のことなんて考えたくないけれど、何が起こるかわからない時代です。備えあれば憂いなし。いざという時のために、どのようなことが役立つのか、フリーアナウンサー 赤江珠緒さんに伺いました。
新型コロナウイルスに感染した時に困ったのは情報の扱い方です
4月に、まず夫が感染。心配してくれる親戚や知り合いと個々に連絡を取り合うのが、地味に大変でした。そこで自分が罹患したときには「連絡網」を作って、親から各所に情報を流してもらうようにしていました。
初めは1週間ほど自宅療養しましたが、その後、肺炎になりかけて入院することに。保健所の方に母子同室できる病院を探してもらい、立体磁石のおもちゃや、おむつ等々、大量の荷物を持ち込み、夫が退院するまでの3日間、娘と一緒に病室で過ごしました。私が辛い間、子供にはタブレットで動画を観てもらっていました。宅配は病室にも届けてもらえるので、荷物はなんとかなります。
未知の病ということで様々な情報が嫌でも入ってきますが、必要なものかどうか、取捨することが肝心だと思いました。
感染症が怖いのは心理的な負担やストレス。この病気から学んだのは「罹ってしまったら治せばいい」というシンプルな考えを、心の支えにするということです。罹ったら治せる方法を探
しましょうと。
今は、横浜市立大学で行われているデータ研究にも協力しています。以前は、〝昭和の呪縛〟なのか、帯状疱疹やメニエール病になっても、意地でも仕事現場に行っていましたが、これからは「休む時はしっかり休むこと」にします。ちなみに加入していた保険も見直していてよかったと実感しました。
倒れた時に役立ったもの
娘がとても気に入って使ったクレヨン。窓ガラスに描くことができて、濡れた布で拭けばすぐに消せます。
公園に行きたい。という娘のストレス発散のために慌ててアマゾンで購入。娘はずっと飛びはねていました。
シャツ¥87,000(シャルべ/エストネーション)他私物
撮影/BOCO ヘア・メーク/陶山恵実(ROI) スタイリスト/亀 恭子 取材/東 理恵 ※情報は2020年11月号掲載時のものです。