ラクしてきれいに♡ “ズボラ美容”の極意と簡単メイク落としのHOW TO

疲れて化粧を落とす気力もなく就寝。今、肌のことをちゃんとしておかないと数年後に地獄を見るとわかってはいるものの、毎日を生きるのが精いっぱい……。

そんな忙しい毎日を送る女性のために、体力が限界の日でもチャレンジできる多数の美容法を提案しているのが書籍『力尽き美容』。著者の美容家・田中愛さん自身が、日々、家事・育児・仕事に追われるなかで「いかにラクしてきれいでいられるか?」を考え、実践しているテクニックが紹介されています。

今回は書籍の中から「毎日くたくた……」という人の救いになる、“ズボラ美容”の極意と、疲れきった夜でも超簡単にできるメイク落としの方法をご紹介します。

 

“ズボラ美容”の極意12

ずばり「できない日には無理しない!」。毎日をがんばる女性の“美容の味方”になる、12の極意がこちら。


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1.1日くらいケアできなくても気にしない

たまに何もできない日があっても大丈夫。自分を責めずに「そんな日もあるさ!」と切り替えましょう。美容はポジティブな気持ちが大事。

 

2.できるときだけ手をかける! 美容はメリハリ

過度なケアが悪い方向に作用することもあります。余裕のある日だけ目いっぱい手をかけ、「体力に余裕がない日は最低限」と割り切ることも大切。

 

3.何かをたっぷり塗ってみる

乾燥を防ぐために、何かしらのアイテムをたっぷりと肌に塗る。これだけで翌朝のモチモチ感が変わります。“ひとまず乾燥を防ぐ”のもズボラ美容の極意。

 

4.お金をかけるなら保湿クリームに

肌にとどまりづらい化粧水よりも、長時間どとまる保湿クリームにこそ、お金をかけるべき。クリームだけ塗る応急処置でも効果は抜群。

 

5.オールインワン化粧品は神

持っていて損がないアイテム。自分の肌と相性のいい“マイオールインワン化粧品”をひとつ持っておけば、忙しい日も塗るだけでOK。

 

6.エイジングケアはふとしたときに“ながら”で

あえてやろうとするとハードルが上がってしまうエイジングケアも“ながら”ならできる! 気づいたときにやることで未来の美を保証します。

 

7.ドラッグストア製品をあなどることなかれ!

百貨店などで販売しているちょっと高級なデパートコスメ、いわゆるデパコスだけが絶対的にいいわけではありません。

ドラッグストアで販売しているプチプラな製品にも良質なものがたくさんあるので、肌との相性を見ながら積極的に取り入れましょう。

 

8.“散らかし美容”を実践する

力尽きそうな場所やトイレなど、目につきやすい場所に美容グッズを置く、“散らかし美容”。いざというときにすぐ手に取れる工夫を!

 

9.ベーシックなコスメは応用が利く

手持ちコスメを見直すとメイクの幅が広がります。ブラウン系のアイシャドーはアイブロウに、ピンク系リップはチークになるなど活躍します。

 

10.トレンドメイクはプチプラ&付録で!

流行のアイテムは手軽に調達、気軽にトライできるプチプラコスメを。あなどれないのは雑誌の付録。流行ものがタイムリーに手に入るので即、旬顔に!

 

11.疲れはこまめに取っておく

日々溜まっていく疲れは、その都度取っておくのが賢いサバイブ方法。“ながら”でできるマッサージやストレッチなどを実践してみましょう。

 

12.睡眠を大切にする

「体力皆無のとき何を優先する?」と聞かれれば「睡眠」と答えます。「睡眠」に勝る美容法はなし。どうしようもない日は”とりあえず眠る“を優先に。

 

体力の限界! を救う、超簡単メイク落とし

「無理しない」ことが鉄則とはいえ、メイクは落としておきたいもの。疲れた夜もなんとかトライできる、簡単オフの方法をご紹介します。


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“とろみ乳液コットンオフ”で疲れた夜を乗りきる!

「もう無理、今日は倒れる……」というレベルで疲れたときに役立つのが“とろみ乳液コットンオフ”。とりあえずの処置だけど、何もしないで寝るよりは全然マシです!

“とろみ乳液コットンオフ”とは

用意するものはとろみのあるタイプの乳液とやわらかめのコットン。乳液をコットンに染み込ませたらメイクの上からトントントンと軽くたたくように滑らせ、簡単メイクオフを。寝ている間に肌が乾かないように乳液の保湿効果も味方につけて。

力尽きがちな場所へ乳液を用意しておく

ベッドやソファの脇などに乳液とコットンを置いておくと万が一力尽きたときも安心。寝転びながらでもコットンオフは可能です。メイクを落とさずに寝てしまうと汚れが毛穴に詰まり、顔ダニが発生する原因になりかねません。

 

翌朝、汚れをしっかり落とすための4つのポイント

“とろみ乳液コットンオフ”の翌日は、入念な洗顔で顔に残った汚れをしっかり落としましょう。ポイントをご紹介します。

ポイント1:顔の外側をしっかり洗う意識を

前夜に“とろみ乳液コットンオフ”をした朝は、まずは水洗顔を1回しましょう。その後、汚れが強い部分に泡をのせ、汚れをある程度浮かせてから洗顔すると効果的です。洗顔中はどうしても顔の中央ばかりを洗ってしまうもの。自分では全体を洗っているつもりでも顔の外側はないがしろにしがちです。汚れをしっかり落とすためには、なるべく耳まわりやフェイスラインなど顔の外側を洗う意識を持つことが大切です。

ポイント2:水圧が弱ければシャワー流し推奨!

みなさん、一度は耳にしたことがあるかもしれない、“シャワーを顔に当てちゃダメ神話”。実は、昔のシャワーは水圧がとても強く、肌へのダメージが心配されていたためこう言われるようになったようです。しかし、現在の進化を遂げたシャワーはお湯の出方を調整できるものも多く、弱い水圧であれば肌に直接当ててもOK。逆に手でお湯をすくってゴシゴシ洗顔すると摩擦が起こり、シワの原因になることもあります。

ポイント3:流す順番をあらかじめ決めておく

シャワーで洗顔料を流すときに注意したいのは、やはり顔の外側の洗い残し。顔の中央にだけシャワーを当てると顔まわりは水が飛び散り十分に流れない残念な状態になってしまいます。洗い残しがあるとニキビの原因になるかもしれません。汚れが強い小鼻や目元を先に流し、その後におでこ、耳前、あご……などと流す順番を事前に決めておくと洗い残しの心配もありません。

ポイント4:必ず冷たい水でフィニッシュしよう

洗顔終わりは冷たい水で顔をばしゃばしゃと洗い、毛穴を引き締めましょう。毛穴が引き締まることで、肌に水分が閉じ込められて、角質のキメが整います。まさに美肌に一歩近づくひと手間。これだけで朝のメイクののりもよくなるのでやっておいて損はないでしょう。冷たい水が苦手なら、スプレータイプのミスト化粧水をシューっと吹きかけるだけでもOKです。

 

体力が限界の日は『力尽き美容』で乗りきろう♡

『力尽き美容』から、“ズボラ美容”の12の極意と、簡単なメイクオフの方法をご紹介しました。書籍では、疲れて体力も気力も限界の日を乗りきるための美容法をたっぷり掲載。その日の体力に合わせて選べる、ワンステップで終了する超ズボラなケアから、余裕のある日に試せるリカバー美容まで紹介しています。保湿クリームだけでひと晩乗りきる方法や、シャワーを浴びながらできるリフトアップ術など、忙しくてもきれいになるための“美容の味方”が満載です。

力尽き美容 著者・田中 愛 定価(本体¥1,100+税)

田中 愛……美容家。化粧品会社勤務を経て青森県八戸市に株式会社ビナーレを設立。美容に関する講演活動や雑誌・テレビ出演など多岐にわたって活動中。オリジナル商品の開発をはじめ、美容関連グッズなどのプロデュースも行う。

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