リラックスタイムに読みたい♡ 気分をリセットさせてくれる本5選!
bis 10月号に掲載中の『おうちで楽しむ7つのtips SWEET HOME SWEET』はチェックしましたか? 今回はおうちで過ごす、リラックスした休日に読みたい、気分をリセットさせてくれる本をご紹介♡ たまにはおうちの中でゆっくりと、本の世界に酔いしれるのはいかがでしょうか。
青春時代の心の内が全部詰まった物語
『フラニーとゾーイー』著:J・D・サリンジャー 訳:野崎 孝 /新潮文庫
『ライ麦畑でつかまえて』などで有名な、J・D・サリンジャーによる「フラニー」と「ゾーイ」ふたつの物語。サリンジャーの小説にたびたび登場する「グラース家」の7人兄弟の末っ子フラニーとその兄ゾーイの思春期のひとときを描いた本作には、1950年代に書かれたとは思えない、現在にも通じる青春の甘酸っぱさや生きづらさがいっぱい。何度でも読み返したくなるバイブルのような一冊。
キッチンが私の居場所
『キッチン』著:吉本ばなな/新潮社
『TUGUMI』や『白河夜船』などでも有名な吉本ばななのデビュー作。1989年には実写映画化もされた『キッチン』、その続編の『満月 キッチン2』、そして筆者の大学の卒業制作として書かれた『ムーンライト・シャドウ』という3編からなる短編集。祖母や恋人など大切な人を亡くした主人公が、自分なりのやり方で心の傷を癒していく物語。立ち直るために心に蓋をするわけではなく、その傷に寄り添いながら生きていく登場人物たちの繊細だけど力強い生き方に勇気をもらうことができる。
いつまでも少女の気持ちは忘れない♡
『つまさきだちの日々』著:甲斐みのり/幻冬舎
心をくすぐるような暮らしのアイデアやアイテムを紹介する文筆家、甲斐みのりによるロマンチックで可愛いものへの憧れと愛情が詰まったエッセイ。手紙のように綴られる言葉の数々が優しく、すんなりと心に入ってくる。本の中には可愛いが溢れていて、忙しい日々の中で忘れてしまいそうな少女の心を思い出すきっかけを作ってくれる。
私らしく生きていく!
『“少女神”第9号』著:フランチェスカ・リア・ブロック 訳:金原 瑞人 /ちくま文庫
‘90年代のポップカルチャー&サブカルチャーが散りばめられた、乙女のための9つの物語。父親を探すため、たったひとりでアメリカ横断の旅に出たり、大好きなミュージシャンにドキドキしながらインタビューしに行ったりと、“普通”なんてつまらない、自分らしくいたい女の子たちの日常と冒険を痛々しくもリアルに描いた少女小説の金字塔。読み終わるころには彼女たちのいちばんの理解者であり、共犯者になったような気持ちに。
憧れIt Girlの頭の中は……?
「IT~イット~ アレクサ・チャンに学ぶオシャレの秘密」著:アレクサ・チャン 訳: 多屋澄礼/DU BOOKS
時代を彩る”It Girl”、アレクサ・チャンが語る彼女のすべて。ファッションや映画、音楽など彼女の頭の中をのぞくことができる珠玉の一冊。アレクサ自身の描いたスケッチやプライベート写真も満載。細部までこだわった装丁デザインは、お部屋に置いてあるだけでも気持ちがワクワクするキュートさ。
何度でも読みたくなる名作♡
いかがでしたか? 今回紹介した作品はどれも、おうちでのリラックスタイムに本の世界に入り込める珠玉の作品ばかり♡ 一度と言わず何度でも読みたくなる名作が揃っているので、まだ読んだことのない作品があれば是非読んでみてください!
Photos_Mirei Kuno Styling_Ruri Matsui Hair&Make-up_Conomi Kitahara(KiKi inc.) Model_Ena Nakano,Maria Kurotaki Edit_Megumi Shimbo Text_Michiru Tobita