カメラが好き♡ 日向坂46・金村美玖ちゃんが撮ってみたいメンバーは?
芸術の秋にする予定の“好きなこと”について、日向坂46の金村美玖ちゃんにとことん語ってもらいました! 女の子の美意識ってそれぞれで面白い♡ この秋、bisガール達の何かを始めるきっかけになりますように。
金村美玖の止まらないカメラ欲♡
コート¥66,000、フード¥33,000/ともにヘヴンプリーズ(H3O ファッションビュロー) バレッタ¥12,000/シトロンビジュー リング¥1,800/G2?
――芸術の秋、何する?というのが今回のテーマです。カメラで写真を撮っているとうかがいました。
中学2年のときに、いきなりカメラが欲しくなったんです。ちょっと高かったんですけど、思い切ってお年玉などの貯金を切り崩して、一眼レフカメラを買いました。NikonのD5300という機種です。ネットで検索して調べたら、「初心者にはコレ」とおすすめされていたんです。ただ、やっぱり難しくて。もちろんケータイで撮るよりきれいに撮れるので、スゴい!と思ったのですが、自分で思い描いた構図の写真と、実際に撮れた写真とでは、ぜんぜん違って……。同じ時期にアイドル活動を始めたので、カメラが疎かになってしまっていました。でも、新型コロナの自粛期間中、まとまった時間が取れたので、改めてきちんとカメラを始めたいと思って、カメラの教本を買ったんです。扱い方を基礎から学んで、きちんとやっていこうと思って。
――最初にしては、本格的なカメラですね(笑)。
そうなんですよ~。ちょっと間違っちゃったかも(笑)。でも、大きい一眼レフカメラがどうしても欲しくて。かっこいいじゃないですか。いつもオートフォーカスで撮っていたのですが、やっぱり自分でシャッターを切らなきゃダメですよね。
―― 何かを撮りたいと思って、カメラを買ったのですか?
旅行するときに持っていければいいかなと思って。実際、旅行に持っていって、きれいな写真で思い出を残せるし、その写真を見て「こんなことあったなー」と振り返れるので、買ってよかったです。上手・下手などの技術はさておきですよ!あと、私が中学生のころからインスタブームが始まって、よりきれいでクオリティの高い写真が撮りたいとも思いました。高校生になったら、写真を撮る生活が当たり前になって、写真って大切だなと改めて思っています。
―― 一眼レフカメラは大きくてかさばるので、持ち歩くのは大変ですよね。
確かに重いんですよねー。1台目の思い出もあるので、一眼レフカメラも大事なんですけど、半年くらい前に買ったOLYMPUSのPENE-PL9を最近では持ち歩いています。これはミラーレスカメラです。まず見た目が可愛いし、ちょっと出かけるときにすぐ持ち歩けるサイズ感もちょうどいい。撮影した画像はスマホに簡単に転送できます。自撮りもできるし、フィルターがたくさんついていて、ふんわりした感じの可愛い写真がすぐに撮れちゃいます。
――では、しばらくOLYMPUSのミラーレスが相棒になりますね!
でも、 SONYの一眼レフカメラで欲しいものがありまして(笑)。中学生のときに一眼レフカメラを買ったときには、メーカーの特徴がよくわかっていなかったんです。私が持っているNikonは現実をしっかりとらえるというか、かっこよくシャープな感じの写真を得意としているようなんです。私は懐かしいような淡い感じのふんわりした写真が撮りたいと思っているので、もしかしたら、違うのかもと思いだして。パッと見ていいなと思うのは、SONYの一眼レフで撮った写真が多いことに最近気がついたんです。性能のいいカメラがどんどん出てくるので、惑わされています(笑)。風景も人物も撮りたいし、デジタルだけではなくてフィルムにも興味があります。フィルムカメラは友達が持っているのを見せてもらったのですが、操作が結構難しいですね。フィルムの写真は好きですが、まだ手をつけられていません。
――最近うまく撮れた写真はあります?
遠出はできないし、旅行もできないので、散歩がてら家の近所をふらふらして、被写体を探していました。黄色くて小さい花が可愛いモッコウバラはうまく撮れました!ポストカードにしたいなと思っています。あと、ドーナツとか、家にあったものを最近では撮っていました。セルフポートレートはカメラではなくスマホで撮っています。自分でヘアメイクして、ほぼ毎日撮っているのですが、白い壁で自然光が入る場所が家の中に一カ所しかなくて、私が撮影していると、家族が通るんですよね(笑)。恥ずかしい気持ちもあるんですけど、ファンの方にやってほしいとリクエストもされているので、がんばって撮っています!
――これから撮ってみたいモチーフは?
女の子を撮りたいです。私は周りに可愛い女の子達がいっぱいいる素晴らしい状況なのに、それを忘れていたんですよ(笑)。だから、日向坂メンバーと一緒にどこかに行ったりして、撮影して、フォトブックなどにできたら最高だなと思っています。まだまだ初心者ですが、自分でスタイリングやディレクションもやってみたいです。
――撮りたいメンバーは?
えー!? いっぱいいすぎるのですが、丹生ちゃんにはもう「撮らせてほしい」と予約しているんですよ。着てもらいたい服などももう考えています。どこか田舎でポツンとひとりで立っている写真が撮りたい。いい具合の田舎を今探しています(笑)。
――ほかに行って撮りたいロケーションは?
香川県にある父母ヶ浜に行きたいんです。南米にあるウユニ塩湖で撮れる"天空の鏡 "のような写真が撮れると言われていて、すごくきれいなので、行ってみたいんです。父母ヶ浜は、岩倉しおりさんという私の好きな写真家さんの写真を見て知りました。岩倉さんの作品は青色を主体にした写真や、四季をテーマにした美しい写真、ノスタルジックな写真など、とても美しくて素敵なんです。写真集も持っています。女の子の儚い感じもいいなと思って。
――好きな写真家はほかにいますか?
酒井貴弘さんの作品も、感覚的にパッと見て好きだなと思って。それ以来、気になっている写真家さんです。女の子を可愛く撮っているな、こんなふうに撮れたら最高だなって思っています。
――ほかにも趣味があるとうかがいました!
実は、ドラムを始めたんです。サックスは吹けるのですが、使い道というか、ライブなどだとサックスが入るタイミングが難しい。私の夢のひとつが、日向坂でバンドを組むこと。ギターとベースはできる子がいるので、「じゃあドラムをやるしかないじゃん!」と思って、1年ほど前にドラムセットを買ったんです。打楽器だし、太鼓の達人も好きだし、できるかもと思って(笑)。約2カ月の自粛期間中、できるときは1日に5~6時間集中して練習していたので、筋肉痛になりました。まずやり方がわからないので、YouTubeなどネットの動画検索をして参考にしたり、日向坂の曲を聞いて見よう見まねで叩いてみたり。自分の演奏を録音できる機材なので、叩いた後に聞き返したり、動画を撮ってみたりもして、試行錯誤しています。ドラムが叩ける友達がいるので、改めて教えてもらおうと思っています。
――すごく充実した2カ月間だったんですね。上達しました?
かなりがんばりました!このままこの熱が冷めないように、持続させたいと思っています。ファンの方に「あれ?やめたのかな?」と思われるのは悲しいし、自分も嫌なので、絶対3年間は続けようって誓っていて。あまり興味のないことを無理してやっても続かないのですが、ドラムは自分の好きなことだし、練習していて楽しいので、がんばれそうです。
――ほかにもアート活動はしていますか?
実は絵も少し描くようになったんです。デッサンと水彩画です。もともと、小学生のころは図画工作が好きで、絵画コンクールなどで賞を頂いたこともありました。何か対象物を見て描くのが好きなので、写実的な絵が得意です。自粛期間中に学校の宿題で絵を提出することになっていたのですが、描き始めたら楽しくなっちゃって、宿題以外にも何枚も描いてしまいました。自粛期間中はライブもイベントもなくなってしまったので、ファンの方とコミュニケーションを取れる方法がなくなってしまった。自分に何ができるか考えたときに、絵もいいかなと思って。完成した絵だけではなくて、描いている途中で写真を撮って、絵ができていく過程をタイムラプスにしてみたりもしました。自分で撮った写真を模写したり、写真を見て少し抽象的に描いてみたりもしたので、カメラと絵はつながっている趣味です。カメラとドラムは続けていこうと気合が入っていますが、絵は描きたいとき、気分転換で描ければいいかなと思っています。
――アートに振り切った自粛期間でしたね!好きな芸術家なども教えてください。
フランスの印象派の画家のピエール=オーギュスト・ルノワールが好きです。特に好きなのは、『ピアノに寄る少女たち』という絵です。昨年ルノワールの絵が来日するというので、11月に人生初の展覧会を見に行きました。横浜美術館で開催した『オランジュリー美術館コレクションルノワールとパリに恋した12人の画家たち』という展覧会です。ものすごく感動しました。やっぱり絵も写真もふんわりしている雰囲気の作品が好みだなぁって改めて思いました。この展覧会へ行った日は、横浜の洋館巡りをして、ルノワールを見て、ポケモンセンターヨコハマに行って、帰ってきました。ベレー帽を被って、アートを意識した格好をして行ったのですが、今年も"芸術の秋 "を楽しみたい!
金村美玖(Miku Kanemura)
2002年9月10日埼玉県生まれ。O型 。けやき坂46の2期生メンバー。“お寿司”の愛称で、日向坂46の現役高校生メンバーとして活躍中。
Photos_Shiori Ikeno Styling_Arisa Takeda Hair&Make-up_Naho Ikeda Interview_Akiko Takada Edit_Megumi Shimbo