就活で企業側が求める『素直さ』。面接や選考で長所としてPRする方法【就活連載⑦】

就活応援プラットホーム「就プラ」の管理人による、就活連載・第7回。
基本の就活対策~刻々と変化する最新就活事情まで、就活生必読の情報をお届けします。

①多くの企業が就活生に求める『素直さ』の中身

幼い頃から、『素直になりなさい』、『謙虚な人は皆に好かれる』などと、学校の先生や親御さんなどから言われたことってありますよね?でも、自分では『素直』にしているつもりで、指摘の意味が良く分からなかったという人もいるかも知れません。

企業の採用情報や募集要項などを見ると、『素直で誠実な人』を求めていると書かれていることが良くあります。

企業が求める『素直さ』、『誠実さ』、『謙虚さ』とは、具体的に何を指しているのでしょうか。フレーズに多少の違いはあっても、求める人物像としては大差ないでしょうから、ここから先は『素直さ』として表現していきます。

子供のころと同じように違和感を持っていたら、アピールが上手くいかないかもしれませんので、企業が求める『素直さ』とはどのような定義なのかを一緒に考えていきましょう。

企業が求める素直さとは、会社やチーム、自分自身の成長のために、『なんでも吸収していける方』、『自分を変えて行ける方』などがあげられると考えます。

②『素直さ』が仕事にどのように活きるか

次に『素直さ』が仕事にどのように活きるのか、具体的にどんな人なのかを、考えていきましょう。それを知ることが、『素直さ』を自らの長所や強みとしてアピールする上では大切です。

さて、『素直さ』は、どのように仕事に活きるのでしょうか!?

(1)上司や先輩のアドバイスや意見を、納得いかない事でもまずは一端受け入れてみる。自分の中で噛み砕いていくうちにアドバイスの真意がつかめれば、目の前の仕事に全力で取組むことが出来る

(2)先輩と比べ、まだ仕事が出来ていない貴方の状況や自分自身の今の能力を受け入れ、謙虚に自らの行動を変えて行ける

新入社員に求められることは、会社や職種、その企業の文化により異なるため、上記がすべての会社で活きるとは断言はできませんが、多くの企業で求められる素養です。

『素直さ』があるからこそ、先輩達から可愛がられ、色々なアドバイスを得ることが出来る。そして、スピード感を持って成長していけます。

『素直さ』が、自分自身の強みであれば、どのように仕事に活かされるのかを意識しながらアピールするようにしていきましょう!

③採用面接などでどのようにPRをするか

では最後に、長所や強みとして『素直さ』をアピールしたいと考えている人は、どの様にアピールすれば良いのでしょうか。

流暢に言葉を並べて『私の長所は素直さです。なぜならば…』と、説明することももちろん大切ですし、一つの方法です。

しかし、言葉でアピールしたくても、口下手で上手く伝えられない人や、緊張して思うように話ができない人もいるはずです。でも、そんなに心配しないでください。面接官が『素直さ』を判断する基準は、プレゼンのレベルだけではないのです。

面接官からの話に、耳を傾けるときの皆さんの姿勢や表情、そこから学びを得て、自分自身を変えようと努力する姿勢などから、就活生の人柄や性格を感じ取ろうとする面接官も多いのです。

先に説明した通り、『素直さ』を『受け入れる力』と定義した場合、こちらから発信する話の内容のみで判断することには、限界があるのです。

一生懸命メモを取ったり、教えて頂いたことに対して目を輝かせて話を聞く姿勢。丁寧に教えてくれたことに対して、しっかりと感謝を伝えることが出来れば、『素直さ』を伝えることもできるのです。

今までの学生生活の中でも、『受け入れる力』を発揮して、人間関係が良くなったり、物事がうまくいったことってありませんか?ちょっと考えてみると、『自分の素直さ』が見えてくるかも知れません。

念のためお伝えしておくと、言葉で伝えなくてもOKというわけではありません。きちんと自分の言葉でも伝えられるよう、出来る限りの準備はする様にしてくださいね!

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