タイ在住サッカー選手妻・中村明花さんが語る「嫌がる登園の乗り越え方」

サッカー選手である夫(細貝 萌選手)の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、娘さんとの日々をつづるWEBコラム。前回は、バンコクならではの病院選びについて、そしてちょっとした心配事をお話ししてくれました。(前回の記事はこちら→)今回は幼稚園再開でまさかの事態⁉ 幼稚園が嫌になってしまった娘さんへの、中村さんの対応は必見です!

大好きだった幼稚園を泣いて嫌がるように

娘が通うインターナショナル幼稚園は、新型コロナウィルスの影響で長らくオンライン授業に切り替わっていましたが、7月のサマースクールから登園再開。
幼稚園大好きな娘にとっては、念願の登園となりました!
の、はずだったのですが、サマースクールが始まって数日経つと、幼稚園に行きたくないと、泣く日が続くように(>_<)
以前は喜んで通っていたので最初は驚いたし、私もどうしてあげるのがいいか悩む日々……。ですが、なにが嫌なのかをしっかり聞いて寄り添うこと、それでも幼稚園は楽しいところだよ、と伝えることが大事だと思い、そのように接していました。
娘が嫌だと感じていることで改善できそうなことは、私から先生に話すようにもしました。
理由はいろいろとあったのですが、例えば、幼稚園が嫌いになってからお昼寝の時間が嫌になっていたので、「何で?」と聞くと「先生がトントンするから怖い。眠れても怖い夢をみる」とのこと。
よくよく聞いてみると、新しい助手の先生のトントンの力が少し強めみたいで……(タイ人の先生に多い気がするのですが、皆さんトントンが強いんです。以前通っていた保育園も、園からの映像を見ながら「トントンが強めだなぁ」と思っていたので(^-^; 笑)
先生は眠れない娘のことを思って優しさでやってくれているのに、娘には逆効果だったみたいで……、先生に嫌な思いをさせてしまったら申し訳ないので、言葉を選びながら伝えました。娘には「先生にトントンしないでって伝えたから大丈夫だよ」と言うと、何度も「ほんとに?」と確かめて、少しだけ幼稚園に行く意思を見せていました^ ^
今までは言わなかったのに「ご飯の時間もヤダ」とのこと。基本的には給食なのですが、おにぎりを持たせるのはOKなので、娘が好きなおにぎりを持たせて少しでもランチの時間が楽しくなるようにもしました。
あとは、娘が担任の先生にだけは心を開いていたので、(担任の先生1人、助手の先生3人のクラスです)不安定な気持ちの娘を見てくださっている先生に、感謝の手紙を書きました。
手紙を渡した帰りにお返事をくださって、親として安心させてもらえるメッセージがたくさん書かれていて、娘のためを思って書いた手紙のはずが、私も気持ちが救われました^

新学年は笑顔でスタート!

この夏、学年がひとつ上がって、新学年で幼稚園がスタートしています(インターナショナル幼稚園なので、この時期に学年が上がります)。
サマースクールは、教室が違う、担任の先生や助手の先生が違う、そして一番仲良しの友達もいない、と環境の変化もあって泣いていたのですが、新クラスは以前担当してくれていた大好きな先生が一緒、一番仲良しの友達も一緒で、泣くどころかまた幼稚園大好きになりました(笑)
ひとつ壁を乗り越えた私たち親子。娘の笑顔が戻って、元気すぎるくらいが嬉しいなぁと思っています。


休日は、バンコクにある公園へ。


家からわりと近くて、緑が多いカフェで娘と。


娘が幼稚園に行っている間、ママ友とバンコクのヤワラートという中華街へ買い物に。安くて可愛いものがたくさんあると聞いたので、大量に買い出ししようとキャスター付きの大きなリュックで行きました(笑)


中村明花さん/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する4歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気!

★プライベートメインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura3/
★料理メインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura_food/

構成/長南真理恵

【この記事もおすすめ!】
中村明花さんの「マンネリおかずはタイ風アレンジで解決!」Vol.11 チャーハン