【夏休みに親子でできる】子どもが自分でできるようになる「お片付け育」

親子でできる、夏休みの自由研究。今回は整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに教わる、子どもが自分でできるようになる「お片付け育」を紹介します。

お話ししてくれたのは…
水谷妙子さん
整理収納アドバイザー。無印良品で商品企画・デザインに携わったのち独立。7月には初の著書『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』(主婦と生活社)を出版。

『すみっコぐらし』の本も大人気!

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すみっコぐらしが応援してくれるお片付けの入門ブック。大人が読んでも勉強になる内容です。『すみっコぐらしのおかたづけ』¥850(小学館)

【STEP1】やる気をアップさせる

●今からやる!と 宣言する:声に出して発表したり、ノートに書き出してみるのも効果的です。まずは気軽に取り組めそうなことから宣言してみましょう。

●好きなものから手をつける:難しく考えずに、おもちゃやアクセサリーなど、自分の大切にしているものからお片付けを始めるのもおすすめ。モチベーションもアップ。

●"楽しい"を大事に:どこにどんなふうに置いたら楽しく使えて戻せる? 自分の気持ちやこだわりを大切に「ルール」を考えてみて。

●目標を決める:収納する場所を自分で決め、好きな色 のマスキングテープでラベリング。自分で決めて自分で書くことで、目標を明確化します。

【STEP2】分ける(整理)

1.まずは持っている文房具を机の上に全部出します。未開封のものや使い途中のもの、小さなゴミまでとにかく出して。

2.①を「使っている」「使っていない」の2つに分けます。ペンなどは、使えるのかどうか試し書きでチェックして。

3.「使っている」をさらに細かく分類し、「よく使うもの」と「使っていないもの・未開封のもの」に分けます。

4.使っていない」も、手放す「さようなら」、残したい「思い出」、すぐに決められない「まよい中」にわけます。

5.「思い出」や「まよい中」はジップ袋などに入れ、自分で分けた内容や日付を書いて別の場所で保管します。

【STEP3】しまう"おうち"を決める

1.「よく使うもの」をカテゴリーごとに収納ボックスに入れます。あまり神経質にならないように、ざっくりでOK!

どこに入っているかすぐわかるようにケースにはラベリングをします。好きな色のマスキングテープや養生テープでもOK。

3.手が届きやすく、ひとりでも出し入れがしやすい場所に収納します。「どこに置いたら便利かな?」と相談して決めて。

4.学校に持っていく筆箱も小さいけれど立派な「おうち」です。定期的に中身を確認して、使っていないものが入っていないか要チェック!

5.未開封のものはスムーズに補充できるようにスタンバイ。今すぐに使わないので「おうち」はよく使う場所でなくてOK。

Mart2020年9月号
この夏“共育パパ&ママ”になろう!子どもと一緒に「ゆる自由研究」講座 より

撮影/北川鉄雄、 中林香、 楠聖子 取材・文/沖野紫穂、 加藤文恵、丹下紋香 構成/富田夏子