コロナ時代のアラサー通勤服は「きちんと見えしつつ楽ちん」が正解
オフィスでも先輩的立場になり、仕事にもオシャレにも余裕が出てくるアラサー世代。世の中の状況や働き方もどんどん変化し、服に求める条件も今までと同じではいられません。TPOを守りつつ自分の気持ちも上げる、私たちにちょうどいい仕事服の正解を考えます!
CLASSY·読者が座談会!
立川沙也香さん・広告代理店 32歳
社内にオシャレな人が多いため、トレンドに合った服装でいる方が浮かない環境。
グエン・アイニさん・IT関連会社 27歳
会社は服装自由だけど新規営業が多く、ジャケットやきちんと見えるトップスが必要。
西川瑞季さん・広告代理店34歳
社風が堅いため、キレイめシンプルな服装がマスト。後輩も多く先輩らしさを心がける。
立川沙也香さん(以下、立川)「自粛明けのオフィスは、なんだかかちっとした服装の人が減った気がします。私の会社はもともと服装自由な社風なのでデニムやサンダルもOKですが、以前にも増してゆるくなった気が」
グエン・アイニさん(以下、グエン)「私は全然パンプスを履かなくなってスニーカー通勤の日が格段に増えました。足元がパンプスなだけで、頑張ってる感が出ちゃう気がして」
西川瑞季さん(以下、西川)「今ってきちんとしすぎた服装が違和感あるよね。とはいえ私はある程度キレイめな服じゃないと会社で浮いてしまうから、スニーカーでハズしてます。それにリュックを合わせてカジュアルにまとめるのがちょうどいい」
立川「バッグは私も変わりました。クライアント先に行くときはA4が入るサイズのバッグが必要だったけど、今は営業活動もリモート。スマホとお財布さえあれば会社に行けるから、小さなバッグの登場回数が増えました」
西川「後輩の方がいわゆる〝ちゃんとしたバッグ〞を持ってるよね。A4が入るレザートートとか。逆に私たちがそういうのを持っちゃうと、先輩らしくない気がする」
グエン「先輩らしさって大事ですよね。先輩の立場の方が、小物がカジュアル。ハイブランドじゃないけどトレンド感があるトートとか、さっき言ってたようなリュックとか。その方がオシャレで素敵に見える」
西川「カジュアルなアイテムが子供っぽくならない年齢だしね。気張らないアイテムを持つくらいの方が、怖がられなくていい(笑)」
立川「アクセサリーもそうじゃない?」
グエン「先輩の方が個性的で、カジュアルなものをしてるかも!」
西川「服装で頑張らなくなった分、ア クセサリーでオシャレを盛りたい。私も 営業活動がリモートなんだけど、白のク ルーネックのトップス一枚でいたら、モ ニターに映る自分が体操着みたいで…。 アクセサリーって大事だと思った」 グエン「テレビ会議での服装って、対 面で会うときと違う気遣いをしますよ ね。私もT シャツ一枚がラフに見え ちゃって、きちんとブラウスを着なきゃ ダメだって気づきました」
立川「明るい色や柄もの、首まわりや袖にワンポイントデザインがあるブラウスが華やかに見えていい感じ。あとはワンピが意外と楽!ハリのある素材なら、より大人っぽくなれそう」
西川「シンプルなワンピがいちばんだよね。甘くならずカッコよく着られるワンピ。ちゃんとオシャレに見えるけど頑張ってる感がないし、コーデを考えなくていいのも助かる!あと最近はブラウンに注目しています」
立川「いいよね。全身黒や紺って普通だけど、全身ブラウン系にするだけで今っぽくなれるイメージ」
グエン「先輩っぽくてキレイめだけど、頑張って見えない服がいいですよね!」
CLASSY·読者が仕事服に求めるものとは?
\結論/
・先輩感出したい!
・オシャレ感も欲しい
・楽さもゆずれない
撮影/藤原 宏(PygmyCompany)〈人物〉、清 藤直樹〈静物〉 ヘアメーク/川村友子 スタイリング/乾 千恵 取材/ 野田春香 撮影協力/ LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS