台湾のエキスパートが案内! 必食の「小籠包」2選

台湾といえば思い出すメニューの一つが、小籠包。1時間待ち覚悟の有名店と同じくらい美味しくて、地元の人も通う名店を新旧交えてご紹介します。

教えてくれたのは
保谷早優怜(ほうや さゆり)さん

旅作家。全日空入社後、2度の台湾留学を経てトラベルライターに。All About台湾・台北ガイドは今年で13年目。著書「台湾・香港deワーキングホリデー」「幸せめぐり旅台湾」「台湾美食」など。

【TRENDY】
薄くのばした皮の中に、アツアツの肉汁がたっぷり

小籠包160元(約¥590)。 陽明山は台北中心部から1時間かからないで行ける絶好の日帰りスポット、緑豊かな景色の中でいただきます。

あんの優しい味が口の中に広がる

豆沙鍋餅160元(約¥590)。中華街で食べる、揚げごま団子の平たいバージョンのデザート。

風情ある環境で堪能して

陽明山のこの辺りは、かつて米軍宿舎だった場所。当時の建物をリノベーションしつつレストランやカフェをつくっているので、 その名残がちらほら。

【Shop Data】
康迎鼎(カンインディン)陽明山店

台北市愛富二街厚生巷1号
☎02-6617-1888
(営)11:00 ~ 16:00、17:00 ~ 21:00
(休)旧正月(Facebookで要確認)
www.facebook.com/comindim/
人気店なので事前に予約するのがおすすめ。Facebookから予約可能。MRT士林駅からバスで40分ほど。

【CLASSIC】ひとくち食べると、やみつきになる美味しさ

(手前)小籠包210元(約 770)。うま味がつまった肉汁が口の中にあふれて、たまらない美味しさ! (奥)烏龍茶小籠包260元(約 960)はウーロン茶のほろ苦さと爽やかさが濃厚な肉のうま味と合わさって、クセになる味。しょうゆなしでそのまま食べてみて。

台湾の国民食「パイコー」もサイコー

拝骨蛋炒飯200元(約¥740)。パイコー(拝骨)とは、豚のあばら肉に衣をつけて揚げた台湾の国民食。黄金に輝く卵炒飯と、スパイシーなパイコーは相性は抜群!ぜひオーダーを!

小籠包は弾力のある皮が特徴

小籠包デザートを食べたいなら、優しい甘さの芋泥(タロイモ)小籠包がおすすめです。

【Shop Data】
京鼎樓(ジンディンロウ)

台北市長春路47号
☎02-2523-6639
(営)11:00 ~ 15:0(0 L.O.14:30)、17:00 ~ 24:00 (L.O.23:30()日、月は~ 22:30)
(休)旧正月
www.facebook.com/jindinrou.taiwan
新型コロナ自粛期間中は22:00( L.O.21:30)までの時短営業。
営業時間はお店のFacebookで確認を。

台湾行くなら覚えとこ!
火傷に注意! アツアツ小籠包の上手な食べ方

蒸したての小籠包は高温なので、口の中の火傷を防ぐために現地流アツアツ小 籠包の食べ方を伝授します。片手に箸、片手にレンゲを持ち、小籠包のてっぺん、 皮の厚いところを箸でつまみます。小皿に入れた酢じょうゆにつけたらすぐにレンゲにのせ、皮を箸で少し破いて中のスープをレンゲに出して、スープだけをす すります。最初の2 個くらいをこの方法で食べると火傷防止になるので、ぜひ試 してみてください。

Mart2020年8月号 「美味しい台湾!」今度行くならこんな店 vol.11より
撮影・取材・文/保谷早優怜 構成/上原奈緒

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