裁縫が苦手でも簡単につくれると話題の「おさかなマスク」。夏にぴったりの生地はどれなのか? 考案者のはまくまさんと一緒にベストな生地を探してみました。
●マスク考案者 はまくまさん
横浜で予約100人待ちの人気パン教室を主宰。ペーパークラフトや洋裁、テーブルコーディネートも得意で、日常にちょっと楽しいアイデアを提案。
縫いやすくて涼しい「布選び」
布選びの2大基準は「空気の通りやすさ」と「手縫いでも縫いやすい」こと。いろいろ試して検証しました。
【おもて布(外側の布)】
◎ 手ぬぐい
◎ サッカー生地
〇 その他コットン100%生地
△ ガーゼ
△ Tシャツ素材
【うら布(内側の布)】
◎ 薄手のさらし
〇 ガーゼ
〇 冷感をうたった生地
おもて布とうら布、実際にいろんな組み合わせでつくってみました!
【1】手ぬぐい×さらし
おすすめ度 ★★★★★
針をさしやすく、肌触りのいい組み合わせがこちら。安心の国産素材も多く、肌荒れを気にする方にもおすすめ。
【2】コットン×コットン
おすすめ度 ★★★★
薄手のコットン同士なら縫いやすく通気性もよし! おもて布の柄をいろいろ選べる楽しみもあるのでおすすめ。
【3】ランチョンマット×Tシャツ素材
おすすめ度 ★★★
おもて布とうら布で伸縮率が違うため、やや縫いにくいが、Tシャツ素材の肌触りがいいところがポイント。
【4】コットン×ダブルガーゼ
おすすめ度 ★★
ダブルガーゼはゆがみやすくほつれやすいので、今回使用したブロードと合わせては縫いにくいため、おすすめしません。
【5】Tシャツ素材×Tシャツ素材
おすすめ度 ★
Tシャツ生地は伸びるものが多いため、とにかく縫いにくいのが難点。両面、こちらでつくるのはおさかなマスクには不向き。
Mart2020年8月号
改良型紙&涼しいつくり方
話題の「おさかなマスク」で夏を乗り切る! より
撮影/北川鉄雄 (静物) 、大瀬智和 (人物) モデル/吉川まあこ ヘア・メーク/SHIZUE コーディネート (モデル) /山崎永美子 構成/富田夏子