【おうちVERYNAVY編】 ”いんげんが主役の地味美味しいレシピ”を。家族の胃袋をつかむのはこんな料理では!
タキマキこと滝沢眞規子さんに食べてもらいたい一皿を推薦するこの企画。一日三食おうちご飯が続き、献立がマンネリ化する今日この頃・・・。今回は滝沢さんがロケ弁で愛食する “たまごはん”の濱守球維さんに、お箸が止まらない!ヒットメニューを紹介してもらいました。
推薦者
濱守球維さん
通年手に入る“インゲン”ですが旬は6月から9月。この時期のものはみずみずしくてハリがあり甘さもあって、私の好きな食材のひとつです。炒めたり、和物にしたり、いろいろな調理を楽しめるので、冷蔵庫に常備したい野菜です。今回紹介する「いんげんと牛肉の当座煮」はちょっと濃い味にしていますのでお弁当にもおすすめです。もう一品の「いんげんとタコの香味油和え」は、下ごしらえの時にいんげんを茹でずに蒸すのがポイントです。そのほうが水っぽくならず甘みが増し、食感も美味しくなります。
「いんげんと牛肉の当座煮」材料(4人分)
いんげん...150g
牛こま肉...100g
砂糖... 小さじ1
醤油... 大さじ1
酒... 50ml
油...適量
(A) みそ...大さじ1
(A) 練りごま...大さじ1
(A) 酒...大さじ1
バジル...6〜7枚
1いんげんは斜め細切りに、牛こま肉はざく切りにする。バジルは手でちぎって細かくする。
2 Aの材料を混ぜておく
3 フライパンに油を中火で熱し、1の牛肉を入れ軽く炒めてほぐれたら、砂糖、醤油、酒の順に入れて調味し、いんげんを入れさっくりと混ぜて蓋をして、水分がなくなるまで弱火で蒸し炒める。途中、いんげんに火が通っていないのに水分が足りなくなったら酒を適量入れて調整する。
43に2を入れて絡め炒め合わせてから火を止める。荒熱が取れたらバジルを加える。
「いんげんとタコの香味油和え」
「いんげんとタコの香味油和え」の作り方材料(4人分)
いんげん...150g
茹でタコ...100g
砂糖...少々
塩...小さじ1/3
(A) 太白ごま油...大さじ2
(A)にんにく(みじん切り)...1片
(A) 生姜(みじん切り)...1/2片
(A)鷹の爪(種をむいて輪切り)...1本
(A) 花椒(ホアジャオ)粉... 小さじ1/2
作り方
1タコは薄切りにする
2インゲンは天地を落とし、均等に緑色が冴えるまで蒸す(目安は4分前後)
3ボウルを用意し1と蒸しあがってまだ温かい2を入れて、砂糖、塩の順に入れて和える。
4 小さいボウルにAの油以外の材料をすべて入れ、小鍋で煙が出るくらい熱した油をかけ香味油を作る。
5 3に4をかけて和える。
Profile
濱守球維
1972年、北海道生まれ。レコード会社でアーティストのマネージャーや制作宣伝を務めた後、料理好きが高じて渋谷の小料理屋の女将に。知人の勧めでケータリング「たまごはん©︎」を主宰し、女優やモデルの撮影現場で指名を受けるほど人気に。著書の『おつまみ便利帖』(幻冬舎)には、秘伝のレシピを惜しみなく紹介している。
たまごはんH P http://www.tama-gohan.com
インスタグラム @tamaihamamori https://www.instagram.com/tamaihamamori/
料理/濱守球維 撮影/野村美紀