「妻の妊娠中に夫の浮気が発覚した」というのは、残念ながらよく聞く話です。しかし、新婚でも例外はなく、結婚半年以内に夫の不倫が発覚し、“離婚調停中”や“慰謝料請求中”という夫婦の話もちらほら……。そこで今回は、新婚なのに浮気が発覚した男性のエピソードをご紹介します。

結婚式にも呼んでいた新婦の友達と不倫

「新婚旅行中に偶然彼の携帯を見てしまい、私の友達と不倫していることが発覚しました。しかも、彼を問い詰めたら『結婚して良いのか不安があって彼女に相談していたらこうなってしまった。彼女は悪くない』と相手をかばったんです。結婚式でも2人して私のことをバカにしていたのかと思うと悔しくて。2人が堂々と付き合うのが許せないので、慰謝料請求だけして離婚はしていません」（29歳／医療関係勤務）

夫にも友達にも裏切られていたという最悪なケースですが、不倫発覚後に最もムカつく夫の態度は「妻に謝る前に不倫相手をかばう」ことかもしれませんね。

「妻が怖い」と実家に逃げ帰り

「元夫とはお互い実家暮らしで結婚したので、一緒に住むようになってから『合わない』と感じることは多かったんです。『息抜き』と言って夫がよく実家に帰っていたのですが、同じタイミングで不倫していたことが分かりました。それで私が彼を問い詰めたら『怖い』と実家に逃げ帰って戻ってこなくなって。夫の親からも『あなたがそんなに怒るから息子は不倫したんだ』と私のせいにされて。まさか親まで出てくると思わなくて引きました」（33歳／派遣会社勤務）

夫婦の問題に親が登場してくると、余計にややこしくなってしまいます。息子を溺愛している親の場合、「うちの子は悪くない！」と無茶苦茶な主張をしてきてこじれる場合もあるようです。事前に分かっていれば結婚しなかったのに……と後悔してしまうような結婚ですね。

「結婚は間違いだった、離婚して欲しい」

「結婚して半年くらいで『1人になりたい。結婚は間違いだった。自分は結婚には向いていないと思う』と突然夫が離婚を切り出してきたんです。私に悪いところがあったんだろうと反省して復縁を望んだのですが、夫の意思は堅くてどうにもなりませんでした。友達に相談したら『それ絶対女がいる』と言われ、調べたところ本当にそうでした。ですが、結局『お前の性格が耐えられない』とあくまでも私のせいにして自分に有利に離婚しようと貫かれて……。そんな態度が嫌になって離婚しました」（27歳／アパレル関係会社勤務）

既婚男性が突然「1人になりたい」と言い出したら、不倫を疑った方が良いかもしれません。ですが、自分の罪悪感を妻になすりつける男性は最低ですね。

不倫された妻には、「私が悪いところを直せば考え直してくれるかもしれない」と夫にすがってしまう人もいるでしょう。ですが、どんな状況であっても悪いのは不倫した夫。いくら男性の状況に同情したとしても、口説かれて不倫に応じたら“共犯”になってしまいます。
慰謝料請求などをされる場合もあるので、くれぐれも自分が不倫相手にはならないように独身女性の方は特に気を付けてくださいね。

文／上岡史奈　画像／Shutterstock（F8 studio、Rawpixel.com、Pressmaster、ThiagoSantos）