なければないほど、細胞レベルで欲しています
近所のスーパーには、毎回と言っていいほどない……。
人間不思議なもので、なければないほどまるで中毒のように欲してしまうんですよね。
そう、それはまさに「ホットケーキミックス」です。
お店の棚に普通に陳列していた時には、ただの景色だったのに、
「ホットケーキが食べたいなぁ」と思う時にない状態が続くのが、結構つらい……。
かといって、スーパーを何軒も回ったり、お取り寄せをしたり、テイクアウトしたり……というパワーはありません。あくまでも自然なタイミングで食したいのです(←面倒くさい)
「今度買い物に行った時こそ、いるだろう」という想いは、時折運よく発見するお好み焼き粉や薄力粉を尻目に、本命には全く出会えず、すでに1カ月半ほど片思い状態。
そんな欲望を片隅に追いやりながら、子どもの本棚の整理をしていたら、
溢れる想いがそうさせたのか、本命が書いてある絵本ばかり見つけていました。
いやっ!もうどれもこれも美味しそう。
『ぐりとぐら』(福音館)(上)は正しくはカステラですが、もう私にはホットケーキにしかみえません。森のみんなと食べるサイズ感と卵がたっぷり入っていそうな黄色の生地がもうたまりません。
エリックカールの『ホットケーキ できあがり!』(偕成社)(中左)は、材料を一からこだわる究極の逸品。美しい色彩で描かれたホットケーキはいつまでも見ていて飽きません。
皆さんご存じ『ちびくろ・さんぼ』(瑞雲舎)(中右)。個人的にはトラがとろけてバターになる描写が一番好きなのですが、その後、競い合って家族でもりもり食べるホットケーキのシーンも幼い頃から大好き。
そして最後は、編集N的人生のベストオブホットケーキ絵本!!!!それは『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)(下)です。ホットケーキがだんだん焼けていく様子が見開きでシンプルなイラストと効果音で表現されているのですが、もう本当に秀逸!素晴らしい! 3歳ぐらいでこの絵本に出会ってから今まで、ホットケーキを焼くたびにこの効果音を口ずさみながら、ホットケーキを焼いています。
……熱くなってしまいました。これはもうまさに片思いではなく、禁断症状ですね。
前言撤回。近所でよく行っていた「つるばみ舎」のホットケーキ。カフェはまだお休みということなので、明日朝一番にテイクアウトをして、気持ちを落ち着かせよう思います(笑)。
編集N