あの頃の自分に戻っちゃう、ときめきの80年代アイテム!“うちのタマ”の裁縫箱

先日書かせて頂いた「おさかなマスク」のつくレポでしたが、マスクのことと同様に多くの方から注目を頂いたのが私の「裁縫箱」。同世代の多くが「うちのタマ知りませんか?」の裁縫箱を使っていて、みなさん「懐かしい~~~!!」と、ちょっとしたオンライン同窓会の気分を味わっていただいたようです(笑)
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思えば、引っ越しの度に裁縫箱を手に取り「ときめきますか?」と問いただし「ときめきます!!!!」と、今日まで大事にとっておいてよかった、、、この裁縫箱をみんなが見てくれたよと10歳の自分に伝えたい衝動。。。
せっかくなので詳しくご紹介したいと思います♪

色褪せないかわいさがツボ


私の兄の裁縫箱は、緑色のケースで、めちゃくちゃ昭和レトロな雰囲気が漂うデザインだったんですが、平成が目前だった私の学年は「うちのタマ」だったんです。「やったー!」と、大喜び。ピンクのタマとブルーのポチ、クラスの女子の大半が当時ポチ派で、私も悩みに悩んで、選んだのがこちらのポチでした。そして時を経てもなお、かわいすぎるデザイン。令和の今、手芸店で売っていても迷わずこれを選ぶだろう。うん。

中身をご紹介♪


では、フタをオープン! やや劣化してますが、中身も当時のまま大事にとってます。
ちなみに息子の裁縫箱は、今どきなのか、ポーチのような小さいもので、サイズが全然違います。

年季の入ったポチの裁縫箱、「親子二代で使う?」と提案したものの、「え?大きすぎない?」と、つれない息子。息子よ、この大きさがいい! ポーチと違ってカビも生えない! もしアラフォーまで使うなら絶対。笑


裁縫箱の中にはこちらのケースが入っています。時短など必要ない時代、針にたどり着くまでにガチャガチャ開ける手間がいい。当時ケースの意味など見出してなかったけど、、、ちょっと裁縫したいときに持ち出せちゃうポータブルがナウい♪(笑)ということで。

その中身にもこだわりが。80年代ポップな女子にはたまらないベビーピンクとブルーの糸♡ それぞれの糸にはもちろん、もれなくタマのプリントが。糸までトータルコーディネートされているところがさらにナウい♪
ケースには糸切りのミニカッターや折れ針入れまで完備。このハイテクさに興奮すること必至です。
裁ちばさみのケースにまでも「タマ」のプリントが。自分専用の裁縫箱がタマづくしで小学生なら興奮しきりのラインナップですが、それだけではありません、この裁縫箱の秘密はまだまだあります。

2段構造で、引き出せちゃう!


上の段をスライドさせれば下にも収納が! 実際はぎちぎちにいろいろなものが詰めてありましたが(汗)買ったときはこんな感じ。当時はハイテク筆箱全盛期。ボタンを押せば鉛筆が立ち上がったり、虫眼鏡が飛び出したり、消しゴムケースが回転して開いたり。笑 よくわからない機能満載の中に夢がありましたが、まさに裁縫箱の隠し引き出しもそれです。向きを変えるとロックされて引き出せないシステムがアツい。笑

説明書にまで、タマが登場します。30年前に捜索されていたタマも、とうとう見つかったそうですが、この裁縫箱を見ていると、ときを経ても昭和の日々が今もキラキラとよみがえり元気をくれます。みなさんの裁縫箱は何柄でしたか?

裁縫箱の下段から……

最後に、、、「おさかなマスク」のつくレポの、ある意味原点が出て参りました。家庭科の練習用の布です。恥ずかしい腕前、つくレポの手縫いの原点に、感慨深いものがこみ上げました。笑

文/加藤文惠