減量への道〜その4〜【ランウェアの内側】
編集Yです。
私は今年の初め、今回の減量を決意したとき、人生で初めて、
大っ嫌いなジョギングを導入しようと思いました。
およそ走る、という行為をずっと避けて生きてきた私にとって、
それは一大決心です。
なので、当然、走るのに向いているウェアもシューズも持っているはずがありません。
何がいいのかさえ、皆目見当もつきませんでした。
ひとまず周りを見渡したところ、ニュースで少し前に、
NIKEの靴を履いていたマラソンランナーが強かった、という
どんな大会で勝ったのかもあやふやな情報を思い出し
(それくらい走ることに絡むニュースは視界にも耳にも入っていませんでした)、
そっか、NIKEがいいのか。と靴はNIKEのそれらしいランニングシューズで即決。
ラン用のシューズの、何とフカフカなこと!
今まで普通のスニーカーでは味わったことのない反発具合いのソールに
衝撃を覚えました。
さて、あとは走るだけです。
でもいきなり走ることに自信のない私は、最初はウォーキングからスタート。
買ったばかりのウェアと靴で、意気揚々と近くの大きな公園に向かって歩きました。
歩くことは日常です。そんなにハードルは高くない。
腕を振り、大股気味に歩く。
30分を過ぎた頃からじんわり汗が出てきて、はたと思いました。
これ、もしかしたら、結構汗かけるのでは……。
歩く時にサウナスーツを着たら、さぞかし汗の出具合いが半端ないのでは、
とほくそ笑みました。
そして、すぐさま長袖のジップアップパーカーとパンツの
上下セットのサウナスーツを購入したのです。
ああ、初心者のあさはかさ……。
結論から言うと、汗は大量にかきました。
ただし、私、全身汗疹になりました。
あとからランナーの友人たちに聞くと、そんなサウナスーツなんか着なくても
十分発汗するから、汗がこもるようなウェアは着るな、と……。
早く言ってよ。
もう太ももからふくらはぎから二の腕から胸の下から、全部汗疹。
落ち着くまでしばらくかかりました。
それでも何かないかといろいろ漁った結果、
私にはノースリーブの前ジップ、お腹のところがサウナベルト仕様になっている
こちらが最も扱いやすく、洗濯もしやすく、お腹周りだけ汗を余計にかけて
便利であることがわかりました。Tシャツの下に仕込んでいます。
次に気になったのは、胸の揺れです。
大したことのない胸ながら、ちょっと駆け足気味に早歩きをすると、
スポーツブラをつけていても胸のわずかな上下が気になります。
美容担当として聞きかじっている話として、
走ると胸の筋繊維が切れて、将来垂れるという怖い話を思い出し、
これはまずい、何とかせねば。と思いました。
そこでまたいろいろ調べた結果、
胸バンドです。
胸の上側を通るように回し、ベルクロでキュッと止めるだけですが、
これが効果絶大。
上に跳ねる感じの動きが抑えられ、ピタッと胸が収まります。
こうやって私のランライフは始まったのでした。