【日本再発見4】ローカル麺
旅に出たときのお楽しみの一つに、その地ならではの
郷土料理をいただくことが挙がると思います。
季節のもの、その土地ならではの家庭料理、その土地でしか採れない特産品。
訪ねれば訪ねるほど、それぞれの滋味深さ、奥深さ、
またはインパクトや独自性の高さに、感動しかありません。
でも、旅の間中、ずっと重量感のある食事ばかりするのは、
もう私たちにはトゥーマッチですよね。
そんなとき、やはり気楽にサクッと食べられる
麺類は、旅のファストフードとして重宝します。
しかも、それぞれの土地で育った麺文化を垣間見ることで、
その土地の風土に思いを馳せてみたりも。
上記の写真は、沖縄県の「きしもと食堂」のそば(大)です。
こちらの食堂は本部町にある沖縄そばのお店。
1905年開業の老舗で、地元の人から観光客まで、
多くの人で賑わっています。
特徴は、木灰を使った手打ちそばであること。
鰹出汁のお汁も品があり、飲み干したくなります。
また、ジューシーのほんのり濃いめの味付けも癖になる美味しさです。
こちらは長崎県佐世保市にあります、
「香蘭」の皿うどんです。
餡の旨味とまろやかさ、野菜のシャキシャキとした食感は、
一度食べたら病みつきです!
こちらは富山県富山市にあります、
「親爺」という老舗居酒屋でいただく氷見うどんです。
魚もおでんもお酒も美味しい地元に愛されるこちらは、
昼間から開いているので、つまみをいただきつつ、
富山名物の細うどんを堪能するのにいいお店です。
最後にこちらの麺は、
奄美大島の名瀬にあります、「ゆらい処」の油ぞうめんです。
奄美の郷土料理の油ぞうめんは、いくつかの具材と茹でたそうめんに
少し出汁を加えて、油で炒め合わせたものです。
乳化したスープがそうめんに絡まり、満足感の高い1品です。
またその土地土地の麺を楽しみに、
旅に再び出られる日が楽しみで仕方ありません。