あなたもしていない？肩こり・腰痛になる姿勢や生活習慣

痛い、重い、だるい……。慢性的にガチガチの肩に、違和感のある腰の原因は姿勢にあるんです。パーソナルトレーナー、ボディメイクトレーナー、栄養士として活躍する中村圭佑さんに、正しい姿勢やNG姿勢、気を付けたい生活習慣を教えてもらいました。

お話を聞いたのは

中村圭佑さん
パーソナルトレーナー。ボディメイクトレーナー。栄養士。所属するモデル体形ボディメイクスタジオ「CharmBody」代表の佐久間健一氏の著書『体幹リセットダイエット』シリーズは、 130万部突破。DMMオンラインサロンも。

肩こり・腰痛の原因は姿勢にあります！

　　　　　　＼正しい姿勢／

立ったとき、耳、肩、骨盤、ひざ、くるぶしの5点を、まっすぐ一直線につなげられるのが理想形。これは骨盤が垂直で正しい位置にあり、背筋を伸ばして姿勢を保つ上半身、体を支える下半身の、両方の筋肉がきちんと使えている状態。

　　　　　　＼NGな姿勢 その1／

腰が前に出て、肩が内側に入り、首が前傾した猫背の状態。姿勢を保つ筋力が落ちて背中が丸まり、バランスをとろうと骨盤が前に。筋肉疲労や神経を圧迫する原因に。

　　　　　＼NGな姿勢 その2／

体が前に傾き、肩が内側に入り、腰が後ろに出た反り腰の状態。頭や背骨を支える筋肉や太ももの裏側など、背面にある筋肉が衰えていると、こんな姿勢に。腰への負担大。

●立ちっぱなし
●座りっぱなし
●スマホやPCを見て肩が丸まる

●片足に重心をかけて立つ
●いつも同じ側で足を組む

●重い荷物を持つ
●同じ側ばかりにバッグをかける
●横になってテレビを見る
など

日常生活での動作に偏りがあると姿勢が悪くなり、無理な負担がかかるため、肩こりや腰痛につながります。ずっと同じ姿勢でいるほか、左右の姿勢の偏りで体にズレが生じる場合も。前傾姿勢になるスマホ首も、急増しています。

撮影／志波慎寿介　取材・文／鹿志村杏子　構成／長南真理恵

Mart2020年4月号別冊付録
「カラダの不調」解決マニュアル　より