離婚しないための「正しい婚活」3カ条【婚活のプロ3名の本音】

幸せなはずの結婚生活。しかし最近は結婚5年以内で離婚してしまうケースが増えているよう。その理由はどうやら〝間違った婚活〟にあるようで…。あなたの婚活はきちんと離婚リスクを回避できてる?

「離婚しないための婚活」のコツを 各界のプロに聞いてみました

相手のスペックばかりに気をとられている人は要注意!たくさんの人の悩みを聞いてきた3人のプロに、正しい婚活の秘訣を教えてもらいました。

1.周りが見えなくなる「婚活中」という時期こそ 落ち着いた判断が重要

丸の内ソレイユ法律事務所 中里妃沙子先生の意見

近年はアプリ等で簡単に出会いの場を手に入れることができ、そこで得られる綺麗な情報につい目がいきがちですが、男性の経歴や特徴には偽りが記載されている可能性もあることを忘れずに。表面上の情報だけで男性を判断するのではなく、一人の人間としてしっかりと向き合い、お互いを知ることが大切だと思います。また「ここが気になるけど、他に良いところもあるからいいや」と流した結果、結婚後もそこが埋められず、離婚に至るケースも多くあります。先走る思いを落ち着かせ、本当に生涯を共にできる相手なのか、冷静な判断と時には疑いの目を持つことも必要と言えるでしょう。

2.恋人探しのように「一緒にいて楽しい」だけで 結婚をすると痛い目に

結婚相談所マリーミー代表 植草美幸さんの意見

特に結婚に焦りを感じているアラサー女性では、焦りすぎるあまり相手のことをよく知らないまま結婚を決める傾向があります。「会うと楽しい」「波長が合う」という理由で恋人探しと結婚相手探しをはき違えて結婚し、離婚という結果を迎えてしまうのです。そもそも離婚は、お互いの結婚観や人生観の違いが原因となる場合が多いもの。〝タイプ〟だけで決めてしまうのではなく、相手の背景や環境、人間性から家事はできるかどうかまで細かくリサーチをするべきです。また、よく知らない相手と結婚する羽目にならないよう、出会う場所も吟味しましょう。ぜひ、男性に愛され豊かな人生を送って下さい!

3.「恋は盲目」はNG ! プロの客観的な意見を聞き理解を深めて

夫婦問題相談室フォルテ 夫婦カウンセラー おいかわのりこさんの意見

あなたの目標は「結婚」すること?「幸せな結婚生活」を手に入れること?カウンセリングを行う中で、結婚が目的となり、その後の結婚生活について客観的に二人の関係性まで考えられていない人が多いことを実感しています。 外見や年収は変わる可能性があります。しかし 価値観や生き方、人への接し方など普遍的な部分で共感や尊重ができれば「こんなはずじゃなかった」と幻滅することはないはず。幸せな結婚生活を望むなら、結婚生活において何が重要かを理解し婚活することが必要です。そのためには、カウンセラーなどプロの客観的意見を事前に聞き、理解を深めておくとよいでしょう。

最後に…「離婚しないための婚活3カ条」

1. 自分一人で判断せず 第三者の意見も参考に!
2. 自分の価値観や理想の生活像を書き出すなどして明確にしよう
3. 恋人探しと結婚相手探しはまったくの別物と心得るべし

イラスト/なかおみちお 取材/伊藤綾香 編集/本間万里子