注意しても逆ギレ!? 仕事でミスが多い人のNG習慣5つ
どんなに注意されても同じミスを何度も繰り返す人、あなたの職場にもいませんか? 実は、同じミスを繰り返す人には共通した習慣があるのです。この記事では、そんな“仕事でミスが多い人の特徴”をご紹介します。自分でも気づかないうちにやっていないか、振り返りながらチェックしてみてくださいね。
1.面倒なことは先延ばしにする
「他部署の先輩に、余裕を持ったスケジュールで作業をお願いしたにもかかわらず、納期ギリギリでミスばかりの成果物を渡されたことがあります。他の仕事が詰まっていたわけでもないのに、催促してもなかなかやってもらえなくて。あげくできあがったものも間違いだらけ。本当に迷惑でした」(29歳/音楽関係)
面倒なことややりたくない仕事は、つい後回しにしていませんか? スケジュールに余裕があるうちはまだしも、後回しにしているうちに納期間際になり、焦った結果誤りばかりの資料になってしまう可能性も。余裕があるうちから計画性を持って取り組めば、気持ちにもゆとりが出て失敗も減るはず。焦らなくても良いよう、早くから取り組むことを心がけましょう。
2.見直す習慣がない
「同期が社外プレゼン用の資料を作ったのですが、あちこちに誤字脱字があり修正が大変でした。一度読み返せば分かるような、明らかな誤字もあったので、きちんと見直して提出していないんだと思います」(30歳/IT)
ちょっとしたミスが多い人は、そもそもチェックを怠っている可能性があります。やって終わりではなく、見直しも含めて仕事です。見直しを面倒くさがる人もいますが、見直しは、ミスを減らす確実な方法の1つ。ぜひ面倒くさがらず、最後まで丁寧な仕事をしたいものですね。また、見直したくても納期ギリギリになってしまい、チェックの時間がとれないというケースもあるでしょう。どうしても忙しい時はチェックがおろそかになりがちですが、そういう時こそミスが増えやすいと考えて、細かくチェックしましょうね。
3.注意されると逆ギレする
「後輩がミスした時、『次からは気を付けようね』ってそれとなく注意したら『わかってますって』と不機嫌そうに返されてイラッとしました。言い返すよりも、まずは自分の非を認めないと」(31歳/金融)
自分に非があることであっても、決してそれを認めない人は、いつまでも同じミスを繰り返してしまう傾向があります。ミスをしたことよりも、注意されたことに感情の矛先が向いてしまうのかもしれません。しかし、それではいつまでも自分のミスに気付けず、いつも同じようなミスをしてしまう可能性があります。たとえ耳の痛い意見であっても、一度は受け入れて、自分にも間違っていたところがなかったのか、振り返ることが大切ですよ。
4.机の周りや引き出しが汚い
「隣の席に座っている先輩の机が、とにかくごちゃごちゃしていて毎回書類を探すのに一苦労しています。たまに紛失してしまうこともあるみたいで、そんな先輩に大事な書類は渡せませんよね。しかも、見つからないと、自分で何とかやろうとするから余計なミスが増えるし、迷惑です」(27歳/不動産)
ミスが多い人の中で、机や引き出しが散らかっている人は、それがミスする原因の1つかもしれません。いつも完璧でキレイな必要はありませんが、せめて“どこに何があるのか”、分かるくらいには整理しておいたほうが良いでしょう。
物を片付けることで身の回りの情報も整理され、自然とミスも減るはずですよ。
5.メモを取るだけで満足する
「休みの前日、後輩にいくつか仕事をお願いしたんです。内容の説明をした時は熱心にノートにメモを書いていたので、『安心して任せられる!』と思っていました。しかし、いざ休み明け、出社してみるとトラブルだらけ。メモを取るのなら、取るだけじゃなくて、きちんと内容も理解しておいてほしい」(28歳/インテリア関係会社勤務)
仕事のメモをとることは大切ですが、メモしただけで仕事をした気になってしまう人も。“書いて終わり”ではなく、メモをとる目的(=仕事をミスなく進めるため)を理解すれば、メモの内容やとり方も変わってくるはずです。
仕事でミスが多い人は、自分でも気づかないうちにミスの原因につながる習慣を繰り返している可能性があります。もし今回ご紹介した習慣に心当たりがあれば、ぜひ記事の中で解説した対策を心がけてみてくださいね。
文/大内千明 画像/Shutterstock(fizkes、Netrun78、Tiko Aramyan、Marius Pirvu、thodonal88、ImageFlow)