〝街に出かけるのがもったいない〟京都のホテルの新しい選び方
寺社巡りや食べ歩き、買い物など、さまざまな誘惑が待ち受けている京都の旅。
歩き疲れて宿に戻れば、あとは寝るだけというパターンが主流でしたが、空前のホテルラッシュが続くいま、二の次になっていたホテル選びに大きな変化が……。
唯一無二の眺望や心安らぐ非日常空間に身を委ね、そこでしか味わえない特別な体験をする。
前回に引き続き〝滞在することが観光体験になる〟、そんな魅力的なホテルを12月号本誌より、一部抜粋してご紹介します。
■node hotel[ノード ホテル]
モダンアートに囲まれて暮らす
「アートコレクターの住まい」をコンセプトに、館内の至る所にコンテンポラリーアートを中心とする多彩な作品を展示した個性的なホテルが7月末にオープン。
ホワイト・キューブと称される美術館やギャラリーなどに展示されたアートではなく、日常の暮らしの中で親しんでほしいと、共有スペースだけでなく、25室すべてに国内外で注目されている作家のアート作品を展示。
部屋のタイプも幅広く、コレクターになった気分で贅沢なステイを堪能できる。
<上写真>バリー・マッギーの作品が飾られたスタンダード・ダブル。ワーキングデスクとシャワールーム付き1泊1室¥21,000~(税込)
誰でも利用できるダイニングバーは10~24時(金・土~翌2時)まで。左のレディ・ガガの写真は荒木経惟の作。
ドリンク付きブランチメニュー「アボカド、チーズ、サーモン、三和鶏園のスクランブルエッグのオープンサンド」。
node hotel[ノード ホテル]
京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461
☎075-221-8800
客室数/25室
IN15:00/OUT11:00
料金/シングル1泊1室¥13,000~(税込)
https://nodehotel.com
■葵 哲学の道 閑雲庵
静寂に包まれた邸宅で暮らすように過ごす贅沢
哲学の道のほど近く、南禅寺の塔頭・光雲時の敷地内に建つ3ベッドルーム(各室バスルーム付き)、システムキッチン、庭を有す一棟貸しの宿。
市中でプチラグジュアリーホテルと町家旅館を展開する「葵 ホテル&リゾート」が一昨年にオープンした邸宅を3月に全面改装。より快適な空間に。月見台から望む桜や紅葉の庭景色は格別。
葵 哲学の道 閑雲庵
京都市左京区南禅寺北ノ坊町
☎075-354-7770
IN14:00/OUT11:00
料金/1棟1泊¥120,000~(税込)定員7名
https://www.kyoto-stay.jp/list/kan-un-an/
■AMAN KYOTO[アマン京都]
洛北の「森の庭」に佇むプライベートリゾート
11月1日に、日本で3つ目となるアマンが大文字山の麓に広がる鷹峯の森に誕生。
24,000㎡の広大な敷地内には、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、日本料理を提供するレストラン棟、天然温泉を備えたスパ棟、4つの宿泊棟、高台にヴィラ2棟が点在。喧騒とは無縁の自然林に囲まれた別天地で安息の時間を過ごせる。
AMAN KYOTO[アマン京都]
京都市北区大北山鷲峯町1
☎075-496-1334
客室数/26室
IN15:00/OUT12:00
料金/1泊1室¥110,000~(税・サ別)
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto
12月号本誌では京都のホテルを更に詳しくご紹介しております。
ぜひ本誌を手に取ってご覧ください!
撮影/内藤貞保 取材・文/秋山美英 構成/川原田朝雄