4月号でJJモデルデビュー、GABBBY 見た目と中身のギャップに芯の強さが宿る
夢に向かって日々進化し続けるJJモデル。彼女たちの本音に迫り、その魅力の裏にある努力やストーリーを教えてもらいました。今日ご紹介するのは、4月号でJJデビューをしたGABBY。見た目と中身のギャップがすごい熱いハートの持ち主です。
キャミソール¥5,000(スタニングルアー 青山店)デニムパンツ¥18,000(G-Star RAW/ジースター インターナショナル)ピアス¥28,000ピンキーリング¥30,000(すべてエナソルーナ/エナソルーナ)左手中指のリング、本人私物
――ギャル誌のモデルを経て、4月 号で JJ デビューをしたGABBY。 モデルになったきっかけは?
もともとは福岡でモデル活動をするつもりでしたが、せっかくやるなら福岡の一番より東京の10人に選ばれたい、私は厳しい環境で揉まれた方がいいなと思って…まずは東京に遊びに行ってみたんです。その時に渋谷でスカウトされたことがきっかけで17歳で上京して、モデル活動を始めました。上京したての頃は、モデルの仕事が少なかったから、保育園で保育士補助として働いていました。昔も今も子供が大好きなんです。保育士補助の仕事は楽しくて、運動会では感動して泣いちゃうほどでした(笑)。
20歳になるまでの2年間、モデルの仕事と両立していましたが、自分が担当していたクラスが卒業する頃、ちょうどモデルとして軌道に乗り始めたタイミングだったので、今の事務所に所属してモデル1本でやっていくことに決めたんです。BLENDAモデル時代、先輩モデルは10歳くらい上だったので現場での立ち居振舞いや上下関係、礼儀作法みたいなモデルとしての大事な基礎は全部教えてもらいました。
―― JJ モデルになって半年以上経っ たけど慣れた?
初めのうちは表情やポージングがJJのテイストに合ってるかな?って心配になることも多かったけど、今ではモデルやスタッフのみなさんと仲良くなれて、チームJJの一員になれた感じがあって。楽しいので、撮影現場でも自然体でいられるようになりました。
――テイストがガラッと変わ って大変なことはあった?
JJモデルになるタイミングで、インスタで〝ギャル卒業〞を宣言したんです。そのときほとんどのファンが離れてしまって、フォロワー数も2,000人くらい減りました。「ギャルのGABBYちゃんが好きでした」とか「最近またつまらなくなりましたね」なんてコメントも多くて、その時は寂しかったけど…その代わり、新しくファンになってくれるコもいて、ステップアップするためには仕方ないって思うように。今もその時の思いを原動力に、大人っぽさやヘルシーさのあるモデルに近づけるよう努力しています。
――いつも他のモデルやスタッフと 積極的にコミュニケーションを取っ て撮影現場を盛り上げてくれるよね。
常にオープンマインドでいることと、笑顔で話すことは心がけています。初対面の人とでも壁を作らずに仲良くなれるのは自分の強みかな。みんなに気を使わせるのが嫌だから積極的に話しかけるけど、家に帰ってから「気まずいことなかったかな?」とか「タイミング大丈夫だったかな?」って心配になったり(笑)。撮影のスケジュールが来たら、モデルやスタッフさんの名前をきちんと確認して、一緒になるモデルの方のインスタもチェック。事前に準備できることはしておきたいタイプです。
――しっかりしていて強いイメージ があるけど、最近泣いたことは?
JJモデルになることが決まったときは、マネージャーさんと2人で泣きました。それと私、祖父母に育てられたんですけど…JJモデルになる2カ月前に、アメリカにいる祖父が病気なってしまって。でも、お金がなくて会いに行けなかったんです。
そんな中JJモデルになることが決まり、私がJJデビューした号を祖父母が見てくれて、電話をかけてきてくれました。その時、電話の向こうで2人とも泣いていて「あなたを尊敬します」って言ってくれたんです。やっと恩返しができたのかも、って私も一緒に泣きました。10月号では初めて表紙にもなれて、またひとつ祖父母孝行ができたなって思っています。
――お祖父さま、お祖母さまへの恩 返しもそうだけど、 20 代で叶えたい ことはある?
やっぱりJJの単独カバーは叶えたい夢です。JJモデルっていう看板はもらったけど、今の自分の知名度については不安や焦りがあるのが本音。事務所の先輩であるKellyちゃんのようにモデルとして活躍しながら、趣味の料理の連載を持ったり、本を出したり、趣味が仕事に繋がることに憧れるから、私も発信できることを増やしていきたいと思って。
最近はトレーニングとサーフィンを始めました。すぐに結果を求めるんじゃなくて、とにかく今はプライベートを充実させて、2年後や5年後に結びつくように種まきをしておきたいです。あとは10代後半から家族が近くにいないから、結婚して自分の家庭を持ちたい。約10年一緒に住んでる愛犬Pと一緒に、自分も周りも幸せで笑っていられたらいいな。
――見た目と中身が全然違うよね (笑)。すっごく真面目だし!
私、夜遊びとか全然しないんですよ(笑)。仕事が早く終わっても、休みの日も、いつも自宅で愛犬Pとゆっくり過ごしています。ひとり時間を上手く使って〝自分のための時間〞を作るようにしていて。運動したり美味しいものを食べて、自分のためになるストレス発散を選択するようにしています。
意外だと言われますが、保育士補助をしているときから図書館に行くのが好きで、今でも本を借りてきて読むんですよ。好きなのは『星の王子さま』みたいな物語の中に哲学がある作品。印象に残ったり響いたフレーズを覚えたりもします。そういえば、今、恋愛もしていません!あれ、そんなイメージ全然ないですか?(笑)
――なかったです、ごめんね(笑)。じ ゃあ最後に。どうしたら夢や目標っ て見つかると思う?
旅をすること! しかも、自分で稼いだお金で。東京って時間の流れも早くて、ハイタッチして終わる感じがするんですよね。マンネリな日々になることも。
私自身、行き詰まったら、旅をして違う環境に身を置くことで自分と向き合うようにしています。ひとり旅を結構するタイプで、例えばグアムは行きやすいしお金もそこまでかからないからおすすめ! パワーチャージできるし、リフレッシュにもなります。自分の時間と上手く付き合えるようになったら、自分を持てるし、周りに流されることもなくなって、将来のビジョンを描けるようになると思います。
撮影/小川健太郎 ヘア・メーク/川村友子 スタイリスト/鳥山悦代〈One 8 tokyo〉 取材/坂本結香 編集/千田真弓
※この掲載の情報はJJ12月号を再構成したものです。