ヘアアレンジが超簡単にこなれる「ヘアオイル」の裏技

ヘアアレンジの悩みランキング第一位。ぴしっと、ぴたっと髪がまとまりすぎてしまい「こなれ感を出すのが難しい」という声をCLASSY.読者からも多く聞かれます。毛束を引き出したり、アイロンで巻いたりするあの〝いい感じのこなれ感〟。簡単に出すにはどうしたら?とヘアメークさんに聞いたところ意外な答えが返ってきました。今回は、その超簡単なテクニックをCLASSY.ONLINEの読者限定で、こっそり教えます。

こなれ感の答えは「べちゃべちゃにオイルをつける」だけ

左:オイルをたっぷり使用  右:スタイリング剤不使用

銀座のヘアサロン「CANAAN(カナン)」でヘアメークを担当する、井上博美さんによれば、「こなれ感を出すには、とにかくオイルをたくさんつければ、不器用な人でもそれなりに見えるからオススメです」とのことでした。2枚写真のポニーテールスタイルも、基本の作り方は全く同じ。唯一違うのは「ベースでオイルをたっぷりとつけているだけ」なんです。

実際にどんな風にオイルを選ぶべき?つけ方は?

ポイント1「オイルは「ヘアセット力のあるもの」を必ず選んで」

ベース剤として使うオイルは、必ずヘアスタイリング用を使うのもポイント。よく、洗い流さないタイプのトリートメントオイルを使う方がいるのですが、これは間違い。スタイリングが上手くいかない方は、一度自身が使っているオイルの種類を確認してみては?

【井上さんオススメのスタイリングオイル】
N.ポリッシュオイル150ml¥3,400(ナプラ)
美容師さん支持率No.1と言っても過言でない最強のオイル。天然由来成分でできていて、髪に塗布すると濡れたような質感がキープできます。

ポイント2「たくさんの量を中間から毛先までしっかり塗り込む」

オイルはちびちび使うのは絶対ダメ!500円玉大を手に取り、中間部分から毛先にかけてまんべんなく伸ばしていきます。顔周りはコームを使って整えると、ムラがなくオシャレに仕上がります。


    まずはオイルを手に取ります。500円玉より大きいくらい、たっぷりと取るのが最大のポイントです。両方の手のひら全体にまんべんなくのばして。


    トップの髪から、写真のように手グシを通してオイルをなじませていきます。内側から、しっかりとつけます。アイロンで髪を巻いた場合でも、カールを崩すように大胆に付けることがポイントです。


    そのまま、毛先の部分までオイルをなじませます。毛先は手で握りこむようにしてなじませます。


    さらにオイルを手に取り、パサパサに見えやすい毛先は念入りになじませます。手でこすり込むようにします。


    顔周りは、根元付近から髪を起こすように、オイルをしっかりとなじませていきます。


    さらに、コームを使って毛流れをキレイに整えます。


    顔周りの髪もコーミングします。あとは、いつも通りにポニーテールやおだんごなど、髪をまとめるだけでバッチリです。

 

今回のヘアを解説してくれたのは…
ヘアデザイナー
井上 博美さん(ヘアサロンCANAAN)
旬のデザインとなりたいイメージをほどよくミックスしたヘアスタイルに定評があるヘアサロン「カナン」銀座店トップスタイリスト。美容サイトのヘアアレンジ部門では上位を獲得し続けるなど、人気を集めている。結婚式や普段のお出かけ前のオーダーも多数。

撮影/奥村浩毅<人物>、五十嵐洋<静物> ヘアメーク/井上博美(CANAAN) モデル/藤田まき 編集/ガヤ美(CLASSY.WEB編集室)