10月1日からWEB投票がついにスタート。10年めを迎えた今年は、〝美魔女の中の美魔女を決める〟コンテストに。第10回の予選通過者17名に加えて1期〜9期から各期1名ずつ、レジェンド美魔女も参戦します。今回の予選通過者は17名。令和では、どんな女性がこのステージに登ったのでしょうか。笑顔からだけでは窺い知ることができない、タフさと芯の強さに驚くばかりです。

7年前に胃がんを発症。一時は、死を覚悟したこともあったそう。夢はカフェと保険、ヨガを複合させた女性の駆け込み寺を作ること。

母の看病と父の介護に費やしてきた人生。これからは、少しずつ自分の時間も優先して、今までできなかったことにチャレンジしてみたい。

浜木　私は7年前、ちょうど独立して会社設立の目処がついた38歳の頃、胃がんが発覚。保険の仕事をしていたのに理不尽なものだと死を覚悟してどん底に落ち、仕事も諦めましたが、東京の名医にかかり、胃の全摘手術を受けて闘病。家族の支えがあって何とか乗り越えられたけれど、まさに死ぬ思いだった。夢や希望よりとにかく命を守るために必死でした。

明坂　私は病弱なうえに乳がんも患っていた母の看病を20年続け、母を看取ってからは、父が脳梗塞と肝臓がんになり介護を余儀なく……。気がついたら結婚もせずに50代に突入していました。できる最大の愛を家族に注いだことに誇りを持っているけれど、自分自身は置いてけぼりな30年だったな。

浜木　大病をして初めて、普通であることの幸せ、人の優しさがわかりました。死を覚悟して生まれ変わったんです。人と会話ができるだけでも、ごはんが食べられるだけでも感謝、何事にも地に足のついた選択ができるように。そのひとつがコンテストへの挑戦でした。

明坂　私も同じ。家族にはやり残したことも後悔することも、もうないと思えるから、これからは私の心が喜ぶ自分のための人生を歩むことに決めました。

浜木　私たち、一度死んだのかもしれないと思うような困難を生き抜いたからこそ、今、改めて満面の笑みでスタートを切れたんですね。

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10月1日よりWEB投票がスタートしました。投票は1日1票。WEB投票の結果がコンテストの受賞要素になります。この人は！と思う美魔女に、ぜひあなたの一票を投じてくださいね。

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2019年『美ST』11月号掲載 撮影／水野美隆〈ZECCA〉（人物）、小林美菜子（静物）　ヘア・メーク監修／森ユキオ〈ROI〉　ヘア・メーク／RYO、久保フユミ、後藤若菜、小松胡桃〈すべてROI〉　スタイリスト／亀 恭子　取材／金子美智子、八尾美奈子　編集／漢那美由紀