TAKAHIRO、初顔合わせで高嶋政宏さんの髭に驚く【映画『3人の信長』主演3俳優・独占インタビューVol.1】

9月20日に公開になったばかりの映画『3人の信長』。映画『3人の信長』は、「我こそが信⻑」と主張する3⼈の信⻑と、元今川軍の侍たちとの攻防を描いた前代未聞の時代劇エンターテインメント。その主演を務めるTAKAHIROさん、市原隼人さん、岡田義徳さんにCLASSY.ONLINEが特別に会ってきました!撮影秘話や撮影を共にした3人だからこそ知っているその素顔について、根掘り葉掘り聞いてきました。

市原隼人さん「お、TAKAHIROくんだ!」って思ったのが第一印象(笑)

——3人で初めて顔を合わせたとき、どんな印象でしたか?
TAKAHIRO:初めて会ったのは本読みの日でした。最初の挨拶で隼人くん(市原隼人さん)が「仲良しこよしをやるのではなく、緊張感を持って撮影に臨もう」と話してくれて、いい意味で現場がピリッとしたのを覚えています。だからこそ、この作品が成り立ったんだと思います。
市原:僕にとってTAKAHIROくんは、アーティストとして自分のホームでやるべきことをやり抜いているヒーロー的存在だったので、「お、TAKAHIROくんだ!」って思ったのが第一印象でした(笑)。話してみると嘘がなくてストレート。先入観や偏見なく物事を捉えているし、すごく気持ちのいい方だなと思いました。徳くん(岡田義徳さん)とは16年前に共演して以来の再会で、また一緒に作品に携われるのは役者の醍醐味だなと改めて実感しました。2人とも安心感があって、早く芝居したい気持ちになりました。
岡田:この中で僕が1番年上だけど、父親としては2人の方が先輩。ちょうど顔合わせの頃、奥さんが妊娠していたので、会ったらとりあえず「父親になるって大変ですか?」って聞こうと思っていました。色々アドバイスもくれて、参考になりましたね。
TAKAHIRO:この話はしたことなかったと思うんですが、実は初めて隼人くんを見たのは本読み前の衣装合わせの日だったんです。確か僕の次に隼人くんが衣装合わせで、現場入りした隼人くんの車と僕の車がすれ違って。太い腕でハンドルを回している隼人くんの姿がいかつすぎて、僕は思わず隠れちゃいました(笑)。
市原:(笑)
TAKAHIRO:あと本読みの日の髙嶋さん(髙嶋政宏さん)も印象的でしたね。そのタイミングで髭を伸ばされていたので、すでに役作りをされているんだなって。あの髭、作り物ではなくご自身の髭ですからね。(※高嶋さんの髭はぜひ映画館でご覧ください)撮影中、扇風機で髭に風を当てていた姿も忘れられません(笑)

3人で共演は初。そこでお互いに発見したものとは?

——キャリアの異なるみなさんですが、共演してみていかがでしたか?
岡田:TAKAHIROくんからは、学ぶ姿勢の大切さや見せ方を追求する重要性を教えてもらいました。TAKAHIROくんって常に初心なんですよね。その姿勢は何歳になっても忘れちゃいけないことだなって尊敬していました。隼人に関しては、役に対する熱さやアプローチの仕方を学びました。役に向かう熱量ってどんな時代が来ようと必要なものだと思っているので、それを自分以上に持っている隼人の姿勢は勉強になりました。
TAKAHRO僕はとにかく日々、学びでしたね。見せ方はもちろん、感情の出し方のバランス、点を線にする芝居のやり方など、たくさん刺激をもらいました。特に殺陣のシーンは「もう少し腰を落とした方がいい」とか「この角度で刀を振った方がいい」と、直接お2人から教えてもらうことができて光栄でした。現場での立ち居振る舞いや他のキャストさんやスタッフさんとの関わり方など、カメラが回っていない部分でも得ることが多くて、ただ楽しいだけじゃなく本当に勉強できた現場でした。
市原:TAKAHIROくんはアーティストとして僕にはできない表現をされている方で元々尊敬していましたが、現場と人に責任感を持って真摯に向き合っている姿を見て、安心感と信頼度も増しました。一緒に芝居させてもらって、“役者はやらされていてはいけない、やりたくてやらなきゃいけない世界だ”ということをもう一度、思い起こすこともできました。1つ1つが新鮮で退屈な時間がなかったです。徳くんとは会わない間にお互いが経験したことを表現しながら芝居ができて、役者を続けてきてよかったなと感じました。包容力もあって、常に俯瞰で見てくださるので、人と人の間に入ってバランスを取ったり、自然とケアをしてくださるので居心地がよかったです。

明日公開予定のvol.2では、さらに撮影秘話を語っていただいたのでお楽しみに!

映画『3人の信長』
公開日:2019年9月20日(金)
監督・脚本:渡辺啓
出演:TAKAHIRO、市原隼⼈、岡⽥義徳、相島⼀之、前⽥公輝、奥野瑛太、坂東希、 髙嶋政宏
配給:HIGH BROW CINEMA
©2019「3⼈の信⻑」製作委員会

【TAKAHIROさん分】シャツ¥29,808(MINEDENIM×WACKO MARIA/MINED tel03-6721-0757)その他(スタイリスト私物)【市原隼人さん分】シャツ¥30,000(ボス/ヒューゴ ボス ジャパン tel 03-5774-7670)ネックレス(本人私物)パンツ、靴(ともにスタイリスト私物)【岡田義徳さん分】カーキブルゾン¥33,000(NEXUSVII./V.E.L.  tel 03-5771-4774)パンツ¥16,000(TIGRE BROCANTE/TIGRE BROCANTE  tel092-761-7666)ブーツ¥68,000(Rolling dub trio/THE BOOTS SHOP  tel03-3843-0833)その他(スタイリスト私物)

※掲載の価格はすべて税抜きです。

撮影/イマキイレカオリ 【TAKAHIROさん分】ヘアメーク下川真矢、スタイリング渡辺康裕【市原隼人さん分】ヘアメーク大森裕行(ヴァニテ)、スタイリスト小野和美(ポストファウンデーション)【岡田義徳さん分】ヘアメーク岩井マミ、スタイリスト吉田幸弘 取材/坂本結香 構成/CLASSY.WEB編集室