小島慶子さん、〝背が高く薄い体を引き立ててくれる〟今の自分を肯定してくれる服
それなりの年齢を重ねた今、またオシャレが楽しいという人が増えています。
自分の顔、体に合うものも、流行も理解した上で、経験値をもった大人が選ぶ服。
そんな素敵な選択肢の数々がここにあります。
今回は小島慶子さんの「わたしの今を肯定してくれる服」を、HERS9月号本誌より一部抜粋してご紹介します。
■小島慶子さん(47歳)
~痩せた薄い体を受け入れ、肉がのる膝を隠す。結果、マキシ丈スカートが定番に~
TOPS/CYCLAS SKIRT/ESTNATION SHOES/RUPERT SANDERSON
加齢とともに薄い体の肉がさらに削げ落ち、寂しい感じに。
41歳の頃、体やデコルテの感触が変わったことをふと実感しました。
痩せている=嬉しいは若い頃まで。
寂しい体を気にしていたのですが、オーストラリアに引っ越し、全年齢、様々な体型の人がビキニ姿でビーチを楽しむ姿を見たとき、まぁいいか!と吹っ切れました。
嫌な部分を気にするのではなく、発想を転換。
隠したり、無理したりするのではなく、背が高く薄い体を引き立ててくれる洋服を選ぶようになりました。
嬉しい発見【上半身】:体の薄さを生かせば女すぎずヘルシーな肌見せが実現します。
しめつけた服が苦手。夏は体感的にはほぼ全裸のような着心地の服が定番です。
そして自分で触っていて気持ちがいいと感じる肌触りの良さも重要。
透け感のある服が好きなのですが、体がいい具合に枯れてきたのでいやらしくなりません。
削げ落ちてきたデコルテよりも、薄い背中を出すように意識
嬉しい発見【下半身】:高身長に合う超マキシ丈スカートは、明るい色を選ぶことで印象が華やかに
背が高いというだけで、どこか圧があるもの。
黒などを選ぶとさらに強くなるので、スッキリと落ち感のあるデザインときれい色の美しいマキシスカートを選ぶことで、女性らしく柔らかな印象に。
妊娠を機にヒール靴から卒業したので、マキシ丈×ぺたんこ靴が今の私のグッドバランスです。
こじまけいこ
2010年、TBSを退社しタレント、エッセイストとして活動。現在は家族でパースに移住。東京大学情報学環客員研究員としてメディアの表現と多様性について研究。「小島慶子 つながるサロン」開設。https://lounge.dmm.com/detail/1590/
撮影/須藤敬一 ヘア&メーク/北 一騎<Permanent> 取材・文/柿本真希 構成/山田麻琴