〝朝の気分で、その日に着たい服を選びたい〟寺島しのぶさんの今を肯定してくれる服
それなりの年齢を重ねた今、またオシャレが楽しいという人が増えています。
自分の顔、体に合うものも、流行も理解した上で、経験値をもった大人が選ぶ服。
そんな素敵な選択肢の数々がここにあります。
今回は寺島しのぶさんの「わたしの今を肯定してくれる服」を、HERS9月号本誌より一部抜粋してご紹介します。
■寺島しのぶさん(46歳)
~こだわりないのが私流。
朝の気分で、その日に来たい服を選びたい~
昔は安い服をとっかえひっかえ
昔のように、そんなにたくさん服を持っていても、結局は着られない。
今は自分に必要なものを吟味して選べるようになりました。
どこか個性的で、シンプルでもちょっとオシャレ感の見えるもの。他人からどう見られるかより、自分がいいと思えればいい。
TOPS/エンリカ BOTTOMS/アンスクリア SHOES/ネブローニ EARCUFF/シンパシー オブ ソウル スタイル NECKLACE/マリハ
フランス女性から学んだ「女性らしさと可愛さ」
訪れるたびに刺激を受けるのが「フランス人女性」の可愛らしさ。
いくつになっても女であることを忘れてなくて、白シャツにデニムだけでも女っぽさがあって、いいなーと思います。
主人と出かけるパーティなどでたまにスカートを穿くと、特別感があり、女を意識できます。
~中略~
こだわりがないのが自分らしさ
こんなデザインじゃなきゃとかこれじゃなきゃ、といったこだわりは今は一切ありません。
影響を受けやすく、いろいろ挑戦するけど、すぐに冷めてしまったり。
こだわりがないのが私だと思う。
ニュートラルな体なので、いろいろな服、いろいろなテイストを試すのが楽しいんです。
てらじましのぶ
1972年生まれ。京都市出身。フランス人の夫と小学生の息子の3人家族。多くの舞台や映画、ドラマに出演。その演技力には定評があり数々の賞を受賞し、人々を魅了。本年もNHK大河ドラマ「いだてん」など話題作に出演。
撮影/ササキヨシヒロ ヘア&メーク/鈴木節子(資生堂BC研究部) スタイリング協力/中井綾子<crep> 取材・文/見学裕己子 構成/永吉徳子