『リサとガスパール』滝沢眞規子さんお気に入りの一冊は?
好奇心いっぱいのおしゃまな女の子〝リサ〟と、優しく繊細な男の子〝ガスパール〟の物語「リサとガスパール」。フランス生まれの可愛い2人が誕生20周年を記念して滝沢眞規子さんとコラボすることになりました。まずは、滝沢さんがたくさんある作品から選んだお気に入りを教えてもらいました!
累計230万部以上!
『リサとガスパール』は世界中で読まれています
1999年、犬でもウサギでもないパリの住人・リサとガスパールは、アン&ゲオルグ夫妻の手によって生まれました。「1冊目と長女サロメの誕生は同じ年。それから下に2人が生まれました。新しい絵本ができると、いつもまず最初に子どもたちが読むんです」(アンさん)。絵を描くのは夫のゲオルグさん、ストーリーを手掛けるのは妻のアンさん。3人の子育ての経験や幼少期の思い出も絵本作りに生かされているそう。「忙しいときほど、ガチャガチャと日常の音がするところのほうがイメージが湧いてきます。長女も今では20歳に。リサとガスパールのシリーズには人生を感じますね」(同)。
滝沢さんのお気に入りは『リサ ママへプレゼント』
「ママのために作ったプレゼントが失敗。何か買おうとお店に行ったら、今度は商品の食器を割ってしまう。『リサ ママへプレゼント』を読んで、子どもたちが私のためにプレゼントを用意してくれたときのことを思い出しました。子どもって大事なときに限ってミスしたり、それをごまかすためにまさか!と思うようなことをしたり。クスッと笑っちゃうような、子どもの愛らしさやおもしろさって、特別じゃない日常のなかにありますよね。プレゼントが成功しなくて子どもは不服そうでも、こんなに頑張ってくれたって、親はそれだけで幸せって思う。リサとガスパールは、そんな親子の気持ちを描くのが上手。作者が、3人お子さんがいるご夫婦と知り〝なるほど!〞と納得しました。フランス生まれというだけあって、絵本の色彩も、主人公のふたりもオシャレさん。他にない独特なタッチも、油絵だからこそ出せるんですね。どんなコラボができるか楽しみです」
滝沢さん衣装
ニット¥25,000(エリオポール/エリオポール代官山)スカート¥22,000(COOMB/キャノンクリエーション)イヤリング¥2,600(mimi33/サンポークリエイト)ブレスレット¥5,834(アビステ)
絵本はすべてブロンズ新社より刊行 ©2019 Anne Gutman & Georg Hallensleben / Hachette Livre 撮影/須藤敬一 モデル/滝沢眞規子 スタイリング/中村真弓 ヘア・メーク/神戸春美 取材・文/櫻井裕美 デザイン/安藤恵美
*VERY2019年4月号「フランスの”ロングセラー絵本”とタキマキがこの春、コラボします! 滝沢眞規子さん『リサとガスパール』を読む」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。