JJ独占! 岡田健史くんの住む街で。

2018年秋、彗星のごとく私たちの前に現れた、俳優・岡田健史くん。 生まれ育った九州で野球に没頭していた彼が東京で生活を始めて約1年。 5月 12 日、 20 歳の誕生日直前、最後の 10 代を過ごす 岡田くんが、食べて歩いた貴重な休日をお届けします。

少し髪の毛が伸びた彼と、半年ぶりの再会です

編集部〈以下・編〉:前回インタビューさ せてもらったのが、ちょうどドラマ『中学聖日記』が終わった直後でしたね。
岡田さん〈以下・岡田〉:じゃあ、去年の初冬、 12 月の頭くらいですね。

編:あれから約半年。東京には慣れまし たか?
岡田 :はい。今でも人が多いなぁとは思いますけど(笑)。今はお芝居をしたいっていう欲がすごくあるので、暮らしていてネガ ティブな気持ちになることもほとんどなくて。 地元を離れている分、寂しいなとか、会い たいなって思う人はいますし、家族孝行をしないといけないな…、なんていう思いは出てきたんですけど。

編 :まったく東京に来て浮き足立ったりしていないですよね。そこがすごい!
岡田 :そうですね(笑)。僕はあんまり、 どこどこに行ってみたい!って思うタイプで はなくて。場所よりもそこで出会った人とか、 一緒に過ごす人との時間とか、絆とか…。 そういう目に見えないもののほうが大切だ と思っているんです。会いたい人がいるから そこに行きたいって思うというか。

編 :そういえば今日撮影した街が、地元 に少し似ているとか?
岡田 : P.153の写真を撮っていただいた道路はある意味似ていました。すごく人 通りの多い商店街を1本入った静かな場所っていうのが、僕の育った地元に似ているなあって。

ホッとする地元の味

「ラーメン、好きなんです。博多のとんこつラーメ ンは、うまく説明できないんだけど、塩加減とか、 こってり感とかに懐かしさを覚えます。紅ショウ ガは入れない派。替え玉して、専用のダシで味変するのがお決まりのパターンです」

大好きな“よつみ”、東京ではなんて呼ぶんだろう?

「一番好きなのは"四つ身"(よつみ)という部位。東京の方に言っても伝わらないことが多くって。これは、 地方の言い方なのかな? 味はせせりによく似ているんです。このお店で食べたレバーは血がたぎる味がして美味しかった(笑)」 

珍しくカフェに入ってみる

「カフェってなかなか来ないですね。ひとりでいるときは本を読んだり、最近始めたピアノを弾いたり、家にいることが多いかな。人といる時間も、ひとりの時間もどちらも必要だと思うけど、今はとにかく台本を読んでいるときがすごく楽しいので。限られた時間の中で家事もやって、仕事のためのインプットもして…、ってなると正直時間が足りないです」

 

Photography_Kazuki Kawasaki〈 MOUSTACHE〉 Stylist_Toshio Takeda 〈 MILD〉 Hair&Make-up_Yumi 〈 Three PEACE 〉 Text_Tomoko Tanada